ハープ奏者 高山聖子 ブログ

師走に入り、クリスマスに向けての準備、次の年の準備をされていることと
思います。私も今月は集まる機会が増えるので、
お料理などをどうしようか、と悩んだりしている毎日です。
先日、中村橋のハープ教室で、ほっこりする話がありました。

＊
雨がしんしんと降る寒い日の夜、教室に中学生の女の子がレッスンに来ました。
来てすぐに、「しまった、忘れた。どうしよう・・・」とつぶやき、
彼女は困っていて、どうしたのかなと思っていたら、
どうやらハープ教室の後、塾へ持って行く「筆箱」を忘れてしまったようです。
それで、友達に貸して欲しいとお願いのメールをしたら、
大丈夫だということになり、良かった良かったと言いました。

ほっとして練習を再開した矢先に、「ピンポーン！！」と突然、チャイムが
鳴り、来客の様子。
あまりのタイミングのよさに、
「まさか、お友達がここまで届けてくれたんじゃない！？」
「まさか～」とお話ししていたら、
玄関から聞こえてくる声は大人の男の人の声だったので、
私は「やっぱり友達ではなかったね。。」と言いました。

生徒さんは、その声を聞いて、「まさか・・」と立ち上がり、
2階の窓から下を覗くと、
あらら、なんと生徒さんのお父さんではありませんか！！
お父さんが、雨の中、娘さんの筆箱を届けてくれたんです。
生徒さんは白い筆箱を手に取り、なんだか嬉しそうでした。

すごく寒い日でしたが、なんだか心がほっこりする出来事でした。


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