天気を褒めるアメリカ人
ちょっと早めの雪は、ここミシガンのアメリカ人にとっても驚きの様子。 そしてこういった時に交わす時候の挨拶に、米国人の特徴を感じることがある。 それは、やたら天気をほめることだ。 元々、米国人は子供の教育にしても、認めて、評価して、褒める「Good job!] 文化だと前に書いた記憶がある。これは「がんばれ」文化「だめじゃないか」文化の日本とは好対照なのだ。 そして、もう一面は、天気までもほめる、Positive and Optimistic spiritがあるということ。 たとえば、不意打ちの積雪にやっと会社にたどりついて、こっちは「なんというひどい雪なんだ」とでも言いたい朝に、彼らの言葉は、「It's wonderful snow morning, is't it?」みたいな逆の言葉が出てくる。彼らにとっても寒いし、冷たいし、雪かきは面倒くさいという否定的な気持ちが、必ずあるのに、それを払拭するかのごとく、しかし自然にそういうポジティブな挨拶をするのだ。 それは、雪の朝であろうと、霧だろうと、たとえどしゃぶりの雨だろうと、天気を称えようとする。アイロニーカルというのか、逆転の発想を伴った、しかし、丁寧に天気をほめようとする。