鉄人 衣笠祥雄氏 逝く・・・
去る4月23日に長くプロ野球の広島カープで活躍した衣笠祥雄氏が大腸がんで亡くなりました。71歳でした。衣笠祥雄氏は同僚の山本浩二氏と共に広島カープの主軸として活躍し、しかも2215試合連続出場という日本記録保持者です。その愛称は「鉄人」というもので、試合で死球を受けても翌日の試合に出場するという身体の強さによるものであると思われます。なお、現役時代の背番号「3」は広島カープの永久欠番となっていますが新人の時の背番号は「28」で、子供に人気があったTVドラマの「鉄人28号」にあやかって「鉄人」と呼ばれたという逸話もあるようです。その衣笠選手は連続試合出場が大きく取り上げられますが、彼の記録はそれだけではなく、たとえば、安打記録は2543本で歴代5位です。そのほかにも、本塁打は504本(歴代7位)で打点が1448(歴代10位)さらには盗塁王のタイトルも取っています。また、守備の名手に与えられるゴールデングラブ賞も3度受賞しており、攻・走・守の3拍子揃った名選手でした。先ごろ亡くなった星野仙一氏に続いて、またも名選手が逝ってしまいました。衣笠氏はまだ71歳でしたから、かなり早い死だったと思います。死因は大腸がんだと報じられていますが、大腸がんは早期発見・早期治療で治ることもあると聞いていますが、手遅れだったのでしょうか、本当に残念です。 謹んでご冥福をお祈り申し上げます。