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カテゴリ:国内旅行
青海島(おうみじま)は、山口県長門市の北、日本海に浮かぶ島である。 面積14平方キロメートル、周囲は約40キロメートル。本土との間は青海大橋で連絡されている のだ。対岸の仙崎港から観光遊覧船が発着しており、島の外周を一周することができるとのこと。 島の北岸は日本海の荒波を受けた浸食地形となっており、その奇岩の並び立つ様子は 「海上アルプス」とも称され北長門海岸国定公園を代表する景観の一つ。 日本百景に選定されていると。また国の名勝および天然記念物に指定されているのだ。 見物はいつの日にかのお楽しみ。 現場からの海を隔てた眺め。海の色が真っ青で透明。 昼食を取りに仙崎漁港観光船乗り場へ。青海島のみやげものを扱う店や飲食店が軒を連ねる 観光の拠点。
敷地内には野外ステージや緑地公園、噴水などが整備されている。 青海島周辺をめぐる観光船の発着場もあるのだ。青海島の東端に位置するここ通地区は、 かって鯨組が活躍した北浦捕鯨最大の基地として栄えたところ。 昼食の新鮮な刺身定食を楽しんだ後、アイスコーヒーを注文。メニューには『コールコーヒー』と。 関西圏ではかつては冷コー(レイコー)と呼ぶことがあった。今でも言っているのかは不明だが 『コールコーヒー』は初めて。関西のレイコーより、こっちのほうが語調が良いか? 食事後再び現場に戻り現場設備の調査を再開。設備の横の文字通り青い透明な海では 漁師?のオジ-サンが素潜りでサザエ、アワビを捕っていたのであった。 そして現場の近くの道路沿いにはイカを天日干し中。青空の下、太陽の日差しをいっぱいに 浴びていたのだ。いかにも漁村の原風景。 そして現場調査&打ち合わせを終わり、地元の同僚と別れ帰路へ。 途中、島の中にある国指定史跡「青海島鯨墓」に立ち寄る。 「青海島鯨墓」は「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」にも選ばれていると。 この鯨墓は、クジラを捕獲した折、その胎児だけを埋葬した墓とのこと。 そしてその墓の近くには、国指定重要有形民俗文化財『くじら資料館』が建てられていた。 当時の捕鯨用具・漁業用具や生活用具等が展示されているのだ。屋根にはクジラの モニュメントが。 宇部山口空港に戻るため海岸線を南下。途中角島(つのしま)に立ち寄る。 この角島は本州とは海士ヶ瀬戸で隔てられ、渡船による交通が主であったが、2000年に 1780mの角島大橋が竣工。総工費149億円。離島へ架けられた一般道路橋としては 群を抜く存在。(沖縄県の古宇利大橋に次ぎ全国第2位とのこと)。北長門海岸国定公園内に 位置することから、橋脚の高を押さえ、周囲の景観に配慮した構造となっているとのこと。 人口900人足らずの島に総工費149億円の橋。流石に多くの総理大臣 (⇒岸⇒佐藤⇒安倍⇒菅⇒??)を出している県のなせる技ではとは考え過ぎであろうか? お陰で通行料金が無料。 島の北西に位置する夢ヶ岬に角島灯台が立ち、島のシンボルとなっていた。 時間が無いので灯台を下から眺めて直ぐに車に戻る。 途中、山の上に風力発電用風車が何基も稼働していた。 更に途中『特牛』の道路標識を見つける。 "特牛"と書いて「とくぎゅう」とは読まず、「こっとい」と読むのだと。 初めての方は絶対に読めない漢字。全国に名を馳せる難読地名の一つでは。 牝牛の意味を示すこの地域の方言の「コトイ」から取ったという説と、日本海に面した小さな 入り江を示す「琴江」から取ったという説があるようだが、どちらが本当なのかは???。 車を急がせ何とか最終便に乗って羽田からバスにて帰宅へ。 早朝4時起床、23時帰宅の強行軍の日帰り出張ながら、機上そして レンタカーの助手席からの景色を楽しみながらの長い1日であったのだ。お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.08.30 00:19:44
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