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カテゴリ:国内旅行
花巡りの一人旅の最後は江の島ウィンターチューリップを訪ねる事を決断。 江ノ島電鉄を利用し向かうこととする。 江ノ島電鉄線は、鎌倉市御成町の鎌倉駅から藤沢市片瀬海岸一丁目の江ノ島駅を経て 同市南藤沢の藤沢駅に至る、江ノ島電鉄の鉄道路線。 1902年(明治35年)に藤沢 - 片瀬(現・江ノ島)間が開通し、1910年(明治43年)に 小町(現・鎌倉)までの全線が開通した。「江ノ電」として広く親しまれているのです。 路線距離(営業キロ)は10.0 kmであり、駅数は15駅。 『鎌倉』と書かれた駅名表示板にはひらがな、ローマ字、ハングル文字、中国語でも。 ホームに貼ってあったポスターには湘南海岸と江の島、富士山、江ノ電が 描かれていた。 乗車する電車がホームに入って来た。 早朝・深夜をのぞき12分間隔で運行され、所要時間は藤沢 - 江ノ島間10分、 江ノ島 - 鎌倉間23分、藤沢 - 鎌倉間34分。 稲村ヶ崎駅を過ぎると、相模湾に浮かぶ江の島の姿が現われた。 江ノ島駅で下車し洲鼻通りを江の島に向かって進む。 江ノ島電鉄、通称・江ノ電では「江ノ島駅」、湘南モノレールは「湘南江の島駅」 小田急線は「片瀬江ノ島駅」、そして島の名前は「江の島」 しかし島の中にある神社は「江島神社」と「の」なし。 「ノ」、「の」、有無と使い分けが難しいのです。 藤沢市片瀬海岸と江の島を結ぶ橋・江の島弁天橋を渡る。 人道橋の江の島弁天橋が架けられたのは明治24年だが、台風でよく流されたため、 昭和24年に橋脚をコンクリート杭とし、その後昭和28年、PC橋に改修された。 車道橋の江の島大橋は、東京オリンピックのヨット競技のため江の島港が建設された ことによって架けられたのです。 江の島の姿がだんだん大きくなる。 江の島弁天橋を渡ってすぐにあるのが青銅製の鳥居。 この鳥居は、1747年(延享4年)に建立され、1821年(文政4年)に再建されたもの。 鋳物師:粉川市正藤原国信、世話人:浅草新鳥越の八百屋喜四郎、願主:新吉原の扇屋宇衛門、 大黒屋勘四郎、松葉屋半蔵といった名が銘文に刻まれている。 寄進者の中には花魁(おいらん)代々山という名もあると。 この鳥居から、瑞心門前の朱塗りの鳥居までが江島神社の門前町で、旅館、土産物屋、 食堂などが並んでいるのです。 鳥居には龍が施された「江島大明神」の額が掲げられているが、以前は「大弁財天」という 額が掲げられていたのだと。 江戸時代から今日まで変わらない幅が約2.75mの賑やかな弁財天仲見世通りを 通り抜けると見えてくるのが、鮮やかな朱の鳥居。 現在の鳥居は、昭和11年(1936年)山田流筝曲の家元・林敏子が再建・寄進したもの。 鳥居の隙間から見えるのが江島神社の御神門。 竜宮城を模して造られたもので「瑞心門」と呼ばれているのです。 弁財天童子像。 「弁財天童子像建立之記」刻印説明文によると 『平安時代中期に撰述せられた「江島縁起」は、天地開闢のことより説き起し、 東海道相模国江ノ島が 天下の霊地たるを記述せられている。 縁起に曰く、「欽明天皇13年卯月12日、戌刻より23日辰刻に至るまで、 江野南海湖水湊口に雲霞暗く 蔽いて、天地震動すること十日に余れり。 諸々の天衆龍神水火雷電山神類夜叉羅刹、雲上より 磐石をくだし海底より塊砂をふき出す。 その後、竭雲収まり軽霞まきしりぞいて、海上に忽ちに 一つの嶋を成せり。 即ち江野にまぞらえへて、これを江野嶋という。 天女、雲上に顕れ、 白龍、十五童子を従へ、この嶋上に降居したまへり」とあり、 弁財天が江ノ島に祀られることと なりしを伺い知ることが出来る。 折りしも当神社御鎮座1450年を向へ、記念事業としてこの縁起に基づき、 弁財天顕現の一場面を、篤志者の御浄財を以て石像にて奉製いたし、 弁財天の無量無辺不可思議の功徳を後の世永く称え奉るべく、祈念建立いたすものなり。』 江島神社の辺津宮に到着。 江島神社の境内には辺津宮、中津宮、奥津宮の三つの宮があるのです。 辺津宮は旧下之宮であり、田寸津比賣命を祀る。 建永元年(1206年)源実朝が創建。権現造の社殿は延宝3年(1675年)に再建。 そして更に歩を進めると中津宮が。 中津宮は旧上之宮であり市寸島比賣命を祀る。 853年(仁寿3年)創建。権現造の社殿は1689年(元禄2年)に改築。 そして目的地の江の島サムエル・コッキング苑に200円を払い入場。 明治時代の英国人貿易商「サムエル・コッキング」に由来した和洋折衷で 南国ムード溢れる植物園。 江の島頂上部に位置する、ここ江の島サムエル・コッキング苑では、 この時期に2万本のチューリップが一斉に花を咲かせ、暖かい太陽の光を 体いっぱいに受けているのです。 ウィンターチューリップの特徴はその花期の長さ。 一ヶ月以上も素敵な色を見せてくれるのだと。 苑内を巡り、様々な色のチューリップの花を楽しんだのです。
昆明広場(春澤園)。 本格的な中国伝統建築様式の四阿(あずまや)騁碧亭(ていへきてい)。
孔雀のブロンズ像が設置されていた。 江の島サムエル・コッキング苑から江ノ島ヨットハーバーを見下ろす。 江の島シーキャンドル。 海抜106.6m(地上からの高さ46.8m)の江の島展望灯台。 再び戻り、様々な色、種類のチューリップをズームで撮影。
夜には江の島シーキャンドルライトアップ『光の大空間』が開催されると。 江の島シーキャンドルから360度の範囲に吊るされるイルミネーションを 作り上げる『光の大空間』。 最大70mを超える直径を有する光の大空間は日本有数の規模を誇ると。 年は、6万個のクリスタルビーズと流木を使用した全長10mの『湘南シャンデリア』 青のトンネルが登場。 チューリップの上にもイルミネーション用LEDが。 2020年の東京オリンピックのセーリング競技会場は江の島に決定したのです。 既にその準備工事が始まっている模様。 1964年の東京オリンピック当時は「ヨット」と呼ばれていましたが、 2000年のシドニー大会から「セーリング」という名称に変更されたのだと。 江の島弁天橋の巨大な龍の石灯籠。
そして帰路は小田急線で戻ることとし、片瀬江ノ島の弁天橋を渡る。 片瀬江ノ島駅の駅舎は竜宮城を模したユニークなデザイン。 朝6時過ぎから動き回り、熱海梅園、糸川あたみ桜、鎌倉のぼたん園、鶴岡八幡宮、 江の島チューリップを訪ねた『花巡りの旅』も終わり16時前に帰宅したのであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.01.31 12:44:31
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