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カテゴリ:海外旅行
シクロに乗って世界遺産ホイアンの旧市街を観光。 先頭のシクロに乗りカメラを構える旅友Sさん。 ホイアン(ベトナム語: Hội An / 會安)は、ベトナム中部クアンナム省の都市であり、 ダナン市の南方30キロ、トゥボン川の河口に位置する古い港町。人口約12万人。 ヨーロッパ人にはファイフォ 、フェイフォ(Faifo) と呼ばれたこともあると。 15~19世紀にかけては、アジア、ヨーロッパの交易の中心地として繁栄し 16~17世紀頃にはアユタヤ、マニラと並んで日本人町も作られていたのだ。 最盛期には1000人以上のが住んでいたと。 中国人街を中心に古い建築が残り、1999年(平成11年)に「ホイアンの古い町並み」として ユネスコの世界文化遺産に登録されている。 ベトナム戦争時代に破壊されることもなく街並みは残され、現在に至るまで 当時の繁栄ぶりを今に伝えているのだ。 ブーゲンビリアが青空に映え美しかった。 貿易陶磁博物館の前を通過。 ランタンの土産物屋。 トゥボン川に出て来遠橋の見える場所でシクロを降りる。 ガイドブックには「シクロに乗って観光」と書いてあったが、シクロの運転手からの 説明は一切なく、来遠橋までの10分足らずの移動用シクロであり、降りる際にはチップ1$を。 「ホイアンー日本 文化交流2017」の文字がトゥボン川に浮かぶ船台の上に。 ベトナムのホイアン旧市街にあるこの石橋は 来遠橋(らいえんばし、ベトナム語: Lai Viễn Kiều / 來遠橋)、 または日本橋(にほんばし、ベトナム語: Cầu Nhật Bản / 橋日本)と呼ばれていると。 幅3m、長さ18mの瓦屋根付きの太鼓橋で、約420年以上前の江戸時代が間もなく 始まろうとしていた1593年に、当時ホイアンに居住していた日本人がが橋を架け、 当時の日本人町と中華街を結んでいたとされる。 江戸時代の鎖国が始まるまで、朱印状の1/4にあたる程ホイアンとの交易が盛んであった 歴史があるのだと。 修復を繰り返しながら既に420年以上の歴史ある来遠橋は、ホイアンを代表する 観光名所の一つとして一日中観光客で賑わっていると。 祠への入場は有料チケット制となっているが、橋の通行のみであれば無料。 橋の入り口には高さのある敷居が設置されており、自動車やシクロの通行は出来無いが、 自転車やオートバイなら引いての通行が可能であり、現在でも市民が日常生活に 利用している様子。 現代のベトナム語では Chùa Cầu(橋寺)とも呼ばれ、その名が示す通り、橋の中に祠が 設けられていた。 橋の名前は、1719年に広南国王の阮福淍(ベトナム語版)が論語の「朋あり遠方より来たる、 また楽しからずや」から名付けたとされる。 申年に建築が始まり戌年に終わったことから、橋の両端には申と戌の木像が。 戌と申の像が、来遠橋の中にあるお寺と来遠橋の安全を守っているような不思議な雰囲気。 橋の中央からトゥボン川を見る。 現代のベトナム語では Chùa Cầu(橋寺・カウ寺)とも呼ばれ、その名が示す通り、橋の中に 祠が設けられていた。ランタンには日本語で「ホイアン」の文字が書かれていた。 「来遠橋」と書かれた扁額とその下の丸い彫刻二つは魔除けの意味が込められているのだと。 寺の中には祭壇があり、その横には昔の来遠橋の写真も掲げられていた。 トゥボン川は何度か洪水を発生し、その時の到達水位が橋の柱に示されていた。 来遠橋を西側に抜けるとNguyễn Thị Minh Khai(グエンチミンカイ)通りに出た。 この通りは、1600年頃に日本人街として栄えた。 江戸時代の鎖国とその後の大火災で日本人街は徐々に無くなってしまったが、 当時建築されたオールドハウス群は、日本の建築様式も取り入れられていると。
フ-ンフンの家 (馮興家)を訪ねる。 フーンフンの家は約200年前に建てられた貿易商人の家で、ベトナム・中国・日本の建築様式が 取り入れられた木造家屋。黒い外観に赤いランタンが映えていた。 観光客がひっきりなしに押し寄せているが、実際にこの家に住んでいる家族がいるのだと。 入口には「世徳流?光」と書かれた扁額が。 中国様式、ベトナム様式に加え、階段や屋根は日本の建築様式が取り入れられていると。 手すりや窓は中国様式? 内部の2階へ。 二階には祭壇と天后聖母が安置されていて、日本でいうとこの「神棚」の役割を。 馮興家(フーンフンの家)の祭壇は中国、ベトナム、日本の建築様式が混合。 3体の中国人像の後ろの床には洪水時に1階から2階へ荷物を上げるための床窓も作られていた。 ホイアンのこの地は洪水に見舞われることが多い事が解るのであった。 2階ベランダからの来遠橋西側入口。 日本人町があったのではないかと言われる方向。 見事なベランダ天井の彫刻。 ベランダの装飾は鯉だろうか。龍になるという伝説をモチーフにしているのか? 柱には螺鈿細工が。 中国の故事の絵画か? 水墨画。 花鳥画。 フーンフンの家を出て、来遠橋の西側入口前へ。 再び来遠橋を渡り、更に旧市街を散策。
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Last updated
2021.08.22 17:56:20
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