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人生を豊かにしたい趣味あれこれ

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Greenわたらせ

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2021.12.21
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 特殊な植物を除く通常の植物を鉢で育てる場合の用土は、基本は赤玉土に腐葉土を加え、植物の性質によって、苦土石灰、ピートモス、鹿沼土、パーライト、バーミキュライト、軽石などをブレンドする。つまり、水はけと通気性が良く、水持ちが良い用土を使用し、栽培する植物の性質を考え、その他の物を加え、化学性や物理性を変化させる。
 鉢は、空気と水が良く抜ける構造で、素材は通気性のある素焼きなどが良いとされているが、重くて割れやすいので、代替の素材としてプラスチックの鉢も多く使われている。

 アークトチス’ダークワイン’を買ったときに、鉢植えにしようとしたのだが、少し考えてしまった。普通に鉢底石をいれて、赤玉土と腐葉土を混ぜた用土で植えていいものだろうか。
 よく言われるのは、用土の表面が乾いたら、鉢底から水が抜けるまでたっぷりと水を与えるというもの。でも、用土の表面が乾いても、鉢の中は乾いていないのではないだろうか。
 アークトチスの原産地は、想像であるが、礫が砕かれたような砂の地面で、雨は滅多に降らず、非常に乾いている。乾いているが、水は必要である。地面の下の方はやはり水分がそれなりにあり、アークトチスは、そこに根を伸ばして水分を得ているのではないだろうか。
 そして、アークトチスは乾きにとても強い。これはもうだめかと思うような水切れを体験させてしまったのだが、水を与えれば元に戻ったことがあった。
 その環境を、小さなスペースではあるが、鉢の中で再現すればいいのではないか。



 最終的にたどり着いた方法は次のとおり。
​​〇鉢は平鉢や標準的な鉢よりも、できるだけ背の高いトール・タイプが良い。
〇用土は、軽石の微粒と腐葉土を3:1くらいにする。

〇テラコッタのポットの底面に大きいマス目のトリカルネットを貼る。​​
〇底に水抜き穴に四面体の立体ネットを置く。
〇立体ネットの頭が隠れないように赤玉土を帯水層としていれる。
〇その上に軽石と腐葉土の用土を入れながら、苗を植える。
〇一回目の水やりは上から行う。
〇鉢を受け皿の中に置き、その後の水は受け皿から底面給水とする。
​ この方法を実行するにあたり最後まで考え込んでしまった。たかが花苗一本であるが、枯らしてしまってはかわいそうだ。​
 植える方法は次のとおりとした。
〇植栽時には根鉢は全て崩し、根を露出させる。必要ならば水で古い用土を流す。
 購入時のポリポット内の用土は水はけの悪い用土が入っていることが多い。
 アークトチスの根はあまり繊細ではないようだ。
〇鉢の中で用土の山をつくり、根をその山に添わせるように広げて置き、根を用土で覆うようにして入れ、苗を少し上に引っ張るようにして据える。
〇少し深植え気味にし、上からの水やりは行わないが、いわゆる「ウオーター・スペース(水代)」を多めにとる。

 ​ネットにより、水の通り道ができる。​


​ この上に腐葉土を混ぜた軽石を入れる。
 赤玉土が砕けて透水性が弱まっても、雨水などの上から水はネットから抜ける。​


 ​必要によって、植わっていたポットの用土を洗い流す。
 この苗は購入時の物ではなく、さし芽で増やしたもの。​


​ 根を山に添わせるように置き、用土を入れながら苗を少し上に引っ張り気味に据えていく。​


 最終的に深植え気味にして、ポットの縁から用土上面までを少し開ける。
 深植え気味にすることにより、根元から新芽が出てくるように感じた。
 新芽は上に伸びようとせずに、横方向に伸びるが、ポットの内壁にぶつかると、上に生長方向を変えるようにも感じる。

 根は赤玉土の帯水層まで短時間で伸びようである。その帯水層が根にとって適さない環境あっても、軽石内にある根は生き続ける。
 底面給水を行うことにより、帯水層より上の用土が、上に行けば行くほど乾いた状態になる。
 上からの水やりは、鉢内の空気を入れ替える役割もあるが、アークトチスの軽石植えの場合、今のところ底面給水のみで良好な生長をしている。
 ​ 肥料は、元肥としてリン酸分の多い化成肥料を少なめに混ぜ、水やりでも薄めの液肥を与えた。​
​​その5に続く​​
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Last updated  2021.12.21 06:00:07
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