ほどほど日記

[国内旅行] カテゴリの記事

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• Lonely Planet Japan

  「国内ちょこちょこ旅行」に、先日アマゾンで購入したLonely Planet Japanのことを書いた。（楽天ブックスでは、扱っていない） まだ、ほんの読みかけだが、外国人の視点に立っていて、なかなかおもしろい。表紙が芸者らしき人の足というのも、外国人らしい・・・。靖国神社の記述もなかなか興味深い。また、お揃いの制服を着た園児の写真も掲載されているが、外国（アメリカ）では、やはり珍しい風景なのだろうか。説明もずいぶんと細かい。たとえば、トイレについて、西洋式とアジア式とが混在していることが書かれ、アジア式（Asian squat toilets ）では、ズボンのポケットから中身が落ちないように確認するよう、注意している。さらに、トイレには専用のスリッパがあり、出るときは履き替えることまで書かれている。"toilets"の日本語表記も添えられている。そういうきめ細かさを「地球の歩き方」にも求めたい。ところで、"toilets"の日本語表記は、カタカナは「トイレ」と正しいが、漢字では「お洗い」と「手」が抜けていた。まあ、ご愛敬。

  June 28, 2006

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  千葉の旅（佐倉、潮来、佐原、銚子）

  「20日で合格（うか）る！日商簿記2級最速マスター（工業簿記）第2版」をおっぽり出して、５月１３日から１５日にかけ、千葉県を旅してきた。埼玉県の川越から、同じ関東の千葉まで２泊３日かけて旅をすること自体、あまり例がないかもしれない。が、歩き通しの３日間。自分なりに充実した旅だった。近日中に、国内ちょこちょこ旅行にアップするので、ぜひ見てください。・佐倉は、国立歴史民俗博物館、武家屋敷、順天堂記念館、旧堀田邸、・潮来は、加洲十二橋、潮来大橋、長勝寺、前川・佐原は、水生植物園、昔の街並み・銚子は、外川地区、地球の丸く見える展望台、犬吠灯台  などです。 ↑ 佐倉市の国立歴史民俗博物館で展示されていた秋田県の「鹿島様」。このでかさは、素朴な民間信仰としては異様なほどではないでしょうか？ ↑ 佐原市の水生植物園にて。園の菖蒲が見ごろとなるのは５月下旬から６月だそうです。「あやめ祭り」も５月２７日から。ここではじめて、「あやめ」が、「ショウブ」と同じ「菖蒲」という字をあてることを知りました。同じ種類なのでしょうが、日本固有種と中国などからの外来種といった違いがあるのでしょうか？ ↑ 佐原市のジャージャー橋。伊能忠敬の邸宅跡の正面にかかっています。３０分おきに、橋から水がほとばしる仕組みとなっています。   ↑ 銚子の「渡海神社」（地球の丸く見える展望台の近く）のすぐそばのキャベツ畑。残念ながら、畑にあるのは傷んで収穫できなかったものか、まだ実が育っていないものばかりでした。

  May 16, 2006

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  埼玉県小川町へ日帰り旅行してきました

  日商簿記２級の勉強もせずに、かぜが治ったのを幸いに、埼玉県小川町へ行ってきました。まず、東武東上線／ＪＲ八高線の小川町駅から、バスで「埼玉県伝統工芸会館」へ（本数は１時間に３本ほど）。その後、歩いて大聖寺へ。寺の墓地から、これから目指す仙元山がよく見える。それから、遊歩道を伝って、西光寺を経て、急坂を登り見晴らしの丘公園へ。さらに、仙元山山頂へ。この時点でヘトヘトになっていたが、小川町駅・円城寺方面へ下る際、足がだいぶガタガタきてしまった。国道２５４号を横に折れ、万葉集の歌碑を眺めつつ、花水木通りを直進し、ようやく駅にたどり着いた。小川町は、「和紙の里」として有名とのことだが、「埼玉県伝統工芸会館」での体験教室を眺めただけで終わってしまった。結局、ＧＷ中は「20日で合格（うか）る！日商簿記2級最速マスター（工業簿記）第2版」を勉強することなく終わりそうだ・・・ 

  May 6, 2006

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  関門海峡と山口の旅

  ２００６年２月に旅行した「関門海峡と山口の旅」を、「国内ちょこちょこ旅行」にアップしています。ぜひ、ご覧ください。１．城下町長府２．山口市の瑠璃光寺五重塔３．下関（巌流島、関門橋、壇ノ浦古戦場、火の山、赤間神宮）４．門司（門司レトロ地区、和布刈）５．山口市（ザビエル記念聖堂、ザビエル記念公園など）

  May 5, 2006

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  栃木市の旅

  国内ちょこちょこ旅行に、２００５年夏の栃木市旅行記をアップしました。ぜひ、ご覧ください。 

  April 9, 2006

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  山口市の瑠璃光寺五重塔

  今年の２月、下関、門司の関門海峡と、山口市を旅してきました。「国内ちょこちょこ旅行」に、とりあえず、山口市の瑠璃光寺五重塔をアップしましたので、ぜひ、ご覧ください。

  March 28, 2006

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  下関、門司、山口の旅

  今年の２月、下関、門司の関門海峡と、山口市を旅してきました。近日中に、「国内ちょこちょこ旅行」に掲載しますので、ぜひ、ご覧ください。巌流島は、埋め立てにより、往時の６倍の大きさに拡張されているそうです。ユースホステルのある「火の山」中腹からの景色です。昼間の景色もなかなかです。「門司港駅」は「門司レトロ地区」にあり、ローマのテルミニ駅（ターミナルの意味ですね、きっと）をモデルにしたそうですが、駅の中もレトロっぽいです。山口市、瑠璃光寺の五重塔。雨上がりのしっとりとした姿に見とれました。

  March 16, 2006

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  出羽の旅（象潟、出羽三山、鶴岡、酒田）

  ひさびさに、国内ちょこちょこ旅行に旅行記を投稿。松尾芭蕉も訪れたかつての名勝、象潟を皮切りに、出羽三山、鶴岡、酒田の旅です。ぜひ、ご覧ください。

  February 25, 2006

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  織田家由来の城下町「小幡」を訪れました。

  織田信雄の所領だった城下町、群馬県甘楽町小幡を訪れました。国内ちょこちょこ旅行にアップしています。また、小幡地区の奥にある那須地区では、石垣を使った段々畑のそば畑にまるで天空にいるかのような錯覚を覚えました。

  October 16, 2005

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  レンガの街、深谷

  レンガの街、埼玉県は深谷市を訪れました。国内ちょこちょこ旅行にアップしています。深谷の観光は、駅から始まります。ホームから、壁のようなレンガの駅舎を仰ぎ、駅を出た後は遊歩道を数キロ歩いて、明治のレンガ工場を拝見しました。役目を終えたレンガ工場は、焦げ跡を残しながら静かに横たわっていました。

  October 13, 2005

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  夜の川越

  夜の川越です。国内ちょこちょこ旅行にアップしています。昼間とうって変わって人気のない夜の川越一番街を散策してみてはいかがですか。

  October 10, 2005

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  北陸の旅

  「国内ちょこちょこ旅行」に、２００４年秋の北陸の旅のうち、石川県の分をアップしました。ぜひご覧ください。１．那谷寺２．夜の金沢（石川門、長町、尾山神社、茶屋街）３．昼の金沢（金沢城、兼六園、Ｗ坂、野田山墓地、寺町）

  October 8, 2005

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  北陸の旅

  「国内ちょこちょこ旅行」に、２００４年秋の北陸の旅のうち、福井県の分をアップしました。ぜひご覧ください。１．柴田勝家と二つの城跡２．永平寺３．平泉寺白山神社４．吉崎御坊

  September 21, 2005

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  柴田勝家像は、何を見つめる ～福井

  「国内ちょこちょこ旅行」に、２００４年の北陸の旅をアップしました。まずは、福井市です。かつての居城、北の庄城跡に建てられた柴田神社。その境内には、柴田勝家の像が、後の支配者が居城である福井城（跡）に背を向け建っています。その眼は何を見つめているのか、非常に印象深い像でした。

  September 14, 2005

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  奈良への旅

  「国内ちょこちょこ旅行」に、２００４年秋の奈良への旅をアップし始めました。ぜひ、ご覧ください。１．東大寺２．興福寺３．秋篠寺４．法隆寺５．室生寺６．長谷寺７．飛鳥寺

  September 8, 2005

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  出羽の旅から帰ってきました

  ９月１日～５日にかけ、山形県は羽黒山、月山、鶴岡、酒田、そして秋田県は象潟への旅に行っていました。近日中に「国内ちょこちょこ旅行」にアップしますので、ぜひ、ご覧ください。

  September 5, 2005

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  山形、秋田旅行に出発します

  山形は酒田、鶴岡そして出羽三山、秋田は象潟への旅行に、今晩、出発します。２３時５５分、大宮駅東口より、夜行高速バスにて酒田か鶴岡へ。その後は明日の天候次第。晴れていれば出羽三山を目指し、雨なら象潟へ。旅から戻ったら、国内ちょこちょこ旅行にアップしたいと思います。今回の旅では、をメインガイドブックとしました。特に、象潟のようなあまりメジャーじゃない観光地にはもってこいです。また、も持って行きます。山と渓谷社 J　GUIDE歩く旅／東北　小さな町小さな旅には酒田市が載っていないので。この他、今回は買わなかったものの、も興味を持っています。

  September 1, 2005

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  深谷、小幡（甘楽町）、栃木に行ってきました。

  ２泊３日かけ、行ってきました。深谷（埼玉県）では渋沢栄一縁の「日本煉瓦製造」のホフマン輸窯、小幡（群馬県、甘楽町）では城下町、栃木市では蔵の街などを見てきました。詳しくは、いずれ、「国内ちょこちょこ旅行」にアップしますので、ぜひご覧ください。

  August 21, 2005

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  足利 ～ばん阿寺

  国内ちょこちょこ旅行に、栃木県足利市～ばん阿寺への旅日誌を加えました。ぜひ、ご覧ください。この他、烏山町（龍門の滝、観光ヤナ）知床五湖常陸太田（西山荘、佐竹寺）黒羽町（雲岩寺、大雄寺）への日誌も公開しています。よろしくお願いします。

  August 15, 2005

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  足利 足利学校

  国内ちょこちょこ旅行に、栃木県足利市～足利学校への旅日誌を加えました。ぜひ、ご覧ください。この他、烏山町（龍門の滝、観光ヤナ）知床五湖常陸太田（西山荘、佐竹寺）黒羽町（雲岩寺、大雄寺）への日誌も公開しています。よろしくお願いします。

  July 29, 2005

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  烏山 ～龍門の滝

  国内ちょこちょこ旅行に、栃木県烏山町への旅日誌を加えました。ぜひ、ご覧ください。この他、知床五湖常陸太田（西山荘、佐竹寺）黒羽町（雲岩寺、大雄寺）への日誌も公開しています。よろしくお願いします。

  July 24, 2005

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  網走監獄・・・ホンモノと博物館

  ２００４年５月、網走へ行きました。詳しくは、「ほどほど紀行」にアップしているので、よろしくお願いします。網走駅より天都山行きバスにて網走番外地もとい博物館網走監獄へ。途中、本物の網走刑務所にも停まるので、間違えないように注意。小雨がぱらつく中、入場ゲートを越えると、監獄の赤い門がそびえている。門の両側には門衛の人形が建っている。門の中には、面会希望者の控え室があり、人形も置いてある。門をくぐり抜けると、監獄庁舎があり、書籍などの販売コーナーや面会室の再現がある。庁舎を出て、水門を横目に見ながら進むと、裁判所があった。裁判所は、比較的最近の様子を再現しており、万引きで捕まったと思しき主婦が控え室でうなだれていた。裁判所を出ると、野外作業の際に夜を明かすために臨時に設置した休泊所があり、中には、囚人が横になって寝ていた。一人（一体）だけ座っていたが、よく見ると、腕で顔をこすっている。泣いているのを再現したようだ。他にも、いぶし銀の顔をしながら鍛治作業をしていたり、力みながら重い石を持ち上げていたり（行刑資料館内）、人形の表情もリアルに作られている。行刑資料館では、北海道の刑務所・監獄を中心に、日本や世界の監獄の歴史を豊富な展示品や再現セットで紹介している。北方民族博物館は、網走監獄から１．５キロメートル天都山を上ったところにあるが、大雨の中では気の遠くなるほど遠く感じた。博物館についたころはずぶぬれ状態だったが、展示内容がよかったので、苦労した甲斐があった。特に、北方民族の衣装を陳列したコーナーでは、前から見たいと思っていた魚の皮をなめした服が見れた。また、毛皮のコートなどは、都会で着ていても不自然ではなさそうだ。司馬遼太郎さんが「街道をゆく」オホーツク街道に書いているとおり、アイヌの衣装は非常に寒そうで、寒冷地向けではない。仮に祖先が南方系であっても、何百年もの間に、改良されてもよいものと思うが、宗教的な理由もあるのだろうか。網走駅への帰途、本物の網走刑務所で降りる。刑務所の正門の風景は、網走監獄と同じだ。正門前にニポポ人形の公衆電話ボックスがあった。ニポポ人形はアイヌが作ったものと思っていたが、網走刑務所がアイヌの精神世界をもとに考案したものとのこと。ニポポといえば、ファミコンソフトオホーツクに消ゆを思い出す。

  July 19, 2005

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  常陸太田の旅

  水戸黄門さまの隠居の地であり、戦国大名佐竹氏の旧領でもある常陸太田を訪れました。２００４年７月、前日に山形県山寺、茨城県水戸を旅した後、かなりマイナーな観光地でありながら関東小さな町小さな旅で印象的だった「常陸太田」へ。この後は、「国内ちょこちょこ旅行」という別ブログ（ライブドア）にて書いていますので、訪問していただければ幸いです。よろしくお願いいたします。→ 常陸太田 ～西山荘→ 常陸太田 ～佐竹寺

  July 18, 2005

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  北海道：知床の旅

  ２００４年５月、釧路湿原、知床、大沼公園を旅しました。旅行記「ほどほど紀行」にアップした日誌です。よろしくお願いします。岩尾別ユースホステルへ２００４年５月１日（土）、快速「しれとこ」は、１１時２１分に知床斜里駅に到着。ウトロ方面行きバスターミナルは駅を出て左すぐ。１１時４０分発の知床五湖行きバスに乗り、知床岩尾別ユースホステルへ。ウトロに近づくにつれ、前方に大きな雲が見えてきた。と思ったら、冠雪した知床の山々のようだ。まるで、ティラノサウルスがこちらをうかがっているように見える。ウトロ直前のトンネルの手前で、オシンコシンの滝がバスの右側の窓からもよく見えた。バスは、ウトロの街を出て急坂を登る。ここからのオホーツクの夕陽は絶景とのこと。やがて、眼下にサケ・マスふ化場を見下ろしつつ、カーブしながら坂を降りる。降りきったところが、知床岩尾別ユースホステルだ。知床五湖までの道のりＹＨのヘルパーによれば、知床五湖まで歩いて１時間半ほどとのこと。右手に羅臼岳をはじめとする連山の雄姿を仰ぎ見つつ、しばらく坂を直進し続け、急カーブを曲がる。と、鹿が一頭、草を食んでいた。そのまま急坂を登り続け、やがて坂が平板になりかけたころ、左手に廃屋が一軒見えてきた。おそらく農家だろう。屋根が押しつぶされるように崩れつつある。右手には、羅臼岳、三ツ峰、サシルイ岳、硫黄山の隆起した背骨のような連山が轟然と存在している。冠雪した連山は、麓の白樺の森、手前の牧草と見事なコントラストを呈している。雲が、羅臼岳にさしかかりながら、移ろいつつある。まっすぐな道が、延々と続いている。右手の連山に気を取られていると、左手に何かの気配が。エゾシカが２頭、水を飲んでいる。さらにもう一頭、やってきた。こちらを凝視しているようだ。カメラを構えていると、駆けて逃げていった。知床五湖ようやく五湖に到着。「一湖」までの道を、列になって進む。泥道や湿地の上に、木道を掛けている。やがて一湖が見えてきた。湖面の氷はほとんど融けている。湖の縁に沿って木道を向こう側まで歩き、振り返ると、連山の雄姿が湖面に映っていた。木道から、雪解けの土道へと変わる。滑らないように気をつけながら、一列になって進むと、突き当りがあった。二湖だ。一湖にくらべ、観光客はだいぶ減ったようだ。正面に硫黄山が見える。ここは撮影ポイントのようで、三脚を持った人が２人ほどいた。まだ、湖面の大部分に氷が張っており、雪がかぶさっているところは、湖面か地面か見分けがつかない。二湖をぐるっと半周すると、羅臼岳、三ツ峰、サシルイ岳が正面に見えた。二湖を後にする。二湖から勢いよく、川が流れている。雪をどかしながら木道を歩いていくと、川は右に急カーブした。三湖に流れ込んでいるのかもしれない。三湖から五湖までは、ほとんど人も歩いていない。周囲に誰もいないときは、少々怖くなり、熊除けの鈴を鳴らしてしまった。五湖のどこにいても、連山は、木々の間からその雄姿を見せてくれる。１時間半ほどかかって、ようやく五湖の駐車場に戻ってきた。展望台へ。羅臼岳を筆頭に硫黄山までよく見える。硫黄山の横には、オッカバケ岳か東岳らしき山も見える。また、反対側に視線を移すと、オホーツクの海が、笹の原の向こうに見える。牧草も残っているようで、エゾシカが食んでいる。きっと、夕焼けはきれいだろう。シーカヤック翌５月２日（日）９時。昨日予約したシーカヤックに参加すべく食堂へ。催行２人以上と思っていたが、参加者は私一人のようだ。ガイドの人が運転するトラックに乗って、ウトロの浜辺へ。ウェットスーツを着込み、ガイドと一緒にカヤックを海まで運んで、いざ乗船。ひっくり返さずに、うまく乗り込むことができた。カヤックは、海岸近くに突き出た二つの岩の間をくぐり、東へ。幌別橋の向こう側の断崖を右に見て進み、やがてプユニ岬へ。岬は、海から見ると流氷で岩がえぐられているのがよくわかる。海鳥たちの楽園となっている。フレペの滝（乙女の涙）を通り過ぎ、男の涙へ急ぐ。遊覧船と違い、シーカヤックなら、男の涙のすぐ前まで近づける。しぶきでカメラが濡れないように気をつける。男の涙や乙女の涙から流れる水は、地下水が断崖から噴き出しているのだが、この時期は、連山の雪解け水がまだ届いておらず、出が悪いとのこと。ウトロ方面に戻る途中、先ほどは素通りした乙女の涙にも寄る。こちらは、ほとんど水が出ていない。代わりに、よーく見てみると、乙女の涙のある入り江は、海鳥で埋め尽くされていた。このシーカヤックツアーは、ＹＨ料金で８０００円。通常なら１万円だ。特に晴れて風のない日は、お勧めだ。所要２～３時間。オロンコ岩とゴジラ岩シーカヤックツアーを終えた後、港を少し歩く。羅臼岳の威容はここからも見える。オロンコ岩に登る。岩の上では、海鳥の滑空を上から見下ろすことができる。きっと、オホーツクに沈む夕陽は絶景だろう。ここからは、「ゴジラ岩」もみえる。正面から見ると、確かにゴジラが屹立した姿に見える。ちなみに、道路を挟んで向側には、ゴジラ岩観光（遊覧船など）がある。

  July 17, 2005

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  北海道：釧路湿原の旅

  ２００４年５月、釧路湿原、知床、大沼公園を旅しました。旅行記「ほどほど紀行」にアップした日誌です。よろしくお願いします。釧路湿原４月２９日、１７時１５分。釧路発普通列車にて塘路（とうろ）へ。列車はワンマンで、バスにあるような整理券をとって下車時に支払う方式。車両の左手からは夕暮れの湿原が見える。蛇行する釧路川と湿原の木々や草たちはみな枯れている。来る時期を間違えたのだろうかと思う。途中、川で釣りをしている人たちを見かける。列車は、１７時５０分ごろに塘路に到着。駅前は閑散。駅を背にして数１０メートル進み、最初の交差点で右に折れて数１０メートル進むと、突き当たりの右手に釧路湿原とうろユースホステルがあった。ヘルパーの男性が教えてくれた「二股」へ。駅へ戻り、線路沿いに歩いて途中踏切を渡り、ダートを進むと到着。先ほど列車から眺めた釣り人のいた場所だ。ほとんど日が暮れてしまったので、景色は楽しめないが、川の流れをしばし見つめる。早朝ツアーとサイクリング翌朝６時からの早朝ツアー（徒歩）に参加。ＹＨにて双眼鏡を借りることができる。ガイドはプロの水口さんだ。彼女の説明でシラカンバとダケカンバの違いを知る。国道３９１号線に出て、塘路橋（アレキナイ川）を渡り、右手に塘路湖、左手に釧網線とエオルト沼・ポン沼を眺めつつ進む。サルボ展望台への急斜面を登る。展望台といっても、丸太で組んでいるだけで屋根などがあるわけではない。西の方にダケカンバの群生している山があり、丘伝いでそちらへ向かう。途中、アイヌのチャシ（柵、砦）跡や縄文遺跡などの看板があるが、よくわからない。サルルン展望台を抜け、三角点に。付近からはコッタロ湿原、そして遠くに冠雪した富士山のような雄阿寒岳が見える。眼下のサルルン沼には、白サギの小さな群れがいた。青サギも一羽混じっている。早朝ツアーは、初参加が１０００円、２回目以降は７００円と、ＹＨ料金のために格安。早朝ツアーから戻り朝食を取った後、駅へ向かう。駅舎内喫茶店でレンタサイクルを利用する（１時間６００円、ＹＨ利用者は５００円）。車種はマウンテンバイク。双眼鏡やバッグも借りられる。再び国道３９１号線に入り、塘路橋を渡った後、急カーブ手前の分岐点で左に折れて踏切を渡る。道路はクチョロ塘路原野線となる。サルルン沼を右に見て進むとすぐに、ダート（砂利道）になる。二本松橋にさしかかってすぐに、バサバサと大きな鳥が現れる。あわててカメラを向ける。その後、ダートの道を延々と進む。４キロメートルほどだが、ダートだとなかなかきつい。道路沿いの風景は、左手が、木々が散在する枯れた草地（実際には湿地だが草が倒れているためそうは見えない）、右手が枯れた草地を縫う釧路川だ。川を取り囲む枯れた草々の下には水が流れており、湿地と川とが常に混じりあっている。いつの間にか、ゲートが見えてきた。そして道路がアスファルトに変わった。左手にコッタロ湿原第一展望台が現れた。後回しにして第２展望台を過ぎ、さらに第３展望台を探すが、どうしても見つからない。そのうち、湿原の領域を抜け出てしまったようなので、第２展望台に戻る。展望台といっても、ただの駐車スペースと木製の看板があるだけだ。白鳥が一羽、湿原の川だか沼だかわからないところに浮かんでいる。時々首を水面に突っ込み獲物を捕まえようとしている。第一展望台は階段を何段か登る。見晴らしはよい。二本松の丘に登り、昼食のおにぎりを食す（ＹＨで作ってもらった）。二本の松が目印とのことだが、そんなものはなかったと思う。車が数台停まっているのが目印。丘からの眺めもよい。大観望１１時３０分ごろに塘路駅に戻ってくると、ノロッコ号が停まっていた。タイミングよく１２時６分発とのことなので乗ってみる。湿原側の車窓は湿原を望めるよう大きく開かれている。釧路湿原駅に到着。駅前すぐの坂を上り、右に折れるとすぐに展望台への入り口がある。細岡展望台。通称大観望。圧倒される。まるで、テレビで見たアフリカのサバンナだ。「雄大な」という男性的な形容詞よりも、女性的、いや母性的な表現がよく似合う。「母なる大地」（湿原だが）とか。大平原が視界いっぱいに広がり、カメラのファインダーにはとても収まらない。鳥が平原を滑走する。遠くにキラコタン岬や宮島岬が見える。そう、数千年前の釧路湿原は、海だったのだ。また左手遠くに岩保木水門が見える。数１０分間、圧倒されつつ佇む。「憩いの家かや沼」１４時１１分の普通列車で茅沼（かやぬま）へ。この駅から１キロメートル以上歩いたところに「憩いの家かや沼」があり、温泉に入ることができる。憩いの家は、シラルトロ湖に面しており、湖畔のキャンプ場がすぐそばにあるが、ゴールデンウイークのこの時期はまだ寒く閑散としている。温泉は、観光客向けというよりは町民向けのようだ（４００円）。１００％天然とのこと。板張りの露天風呂からシラルトロ湖が見える。フロントに頼むと、汽車の時間に合わせて駅まで車で送ってくれる。茅沼駅は、有人駅時代に駅長がタンチョウを餌付けしていて、無人駅になった今でも、地元民による餌付けが続いているとのこと。冬にはタンチョウが飛来するそうだ。１７時４７分発の列車に乗り、塘路へ帰る。塘路湖翌朝、朝食後に２キロの道のりで塘路湖へ。エコミュージアムセンターの脇を抜け、湖畔に出てみる。湖面が、朝日を浴びて輝いている。湖の向こう側の山々は、よく見ると緑になりつつある。シラルトロ湖、達古武湖、そして塘路湖の３つが、かつての海の名残である。標茶町郷土館は、明治当初に北海道に島流しにされた罪人たちを収容した「集治監」を移築したものだ。そして、その隣に塘路駅逓所の遺構がある。夏は展示館としてオープンしているとのこと。奥まったところにある目立たない建物なので、見逃すところだった。まだ鉄道が開通していない時期、馬で旅行する者たちの中継点として活躍した。９時３６分発の「快速しれとこ」に乗り、知床斜里を目指す。塘路から茅沼までは右側の車窓に沼と鳥たち、摩周に近づくと左側の車窓に阿寒の山々の風景を楽しむことができる。

  July 16, 2005

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