皮肉について
Tuesday, February 1, 2022 晴れ時々曇り 西北西の風平均風速3.0 12.5℃ -0.6℃ 午前5時半起床。 午前7時過ぎ出社、午後5時過ぎ退社。 自分に戻るのは、会社を後にしてからです。ドアツードアが15分。写真は帰り道、木立の沖田に群れる鴉の野郎どもです。 帰宅してランの格好に着替えました。走る前に薪の手当。居間に一輪車1台分を運び込んで、汗をかきに出発。写真は陽の落ちて、いい感じのシルエットを見せる生目山(稜線左側中ほどのピーク)です。木立の人はその山を「いきみやさん」と呼んでいます。山頂部に祠があります。目の神様を祭っていると想像出来ますが、そのことは聞いたことがありません。 小中尾集落の入り口にKのKさん宅があります。彼も薪ストーブ愛好家です。その取付道路に割った樫を積んでいました。いい燃料です。先日遇った折、70になって薪を用意する作業が辛くなったと話していまました。その通りなのでしょう。それでもこれ等は山に倒して持ち帰ったもの。頑張っています。 一汗かきました。家に戻って風呂に飛び込みました。夜のお勤めはウイスキーが露払い。その後は日本酒。当ては地鶏のタタキでした。 メインは鍋。豚肉を白菜に挟んだものを煮ました。これをポン酢でやると、堪りません。身体が温まります。 食事を終え、酔眼でサッカーW杯予選を観戦。試合終了直後バタンキュー。潤いのない一日が終わりました。毎日、こうして坂を転がり落ちていくんだろうな。 愚痴めいた思いになるのは、ブログネタのないのが一因かもしれません。ということで目の前にあるものを拾いました。先日、熊平金庫から届いた抜粋の綴りです。年1回発行。雑誌や新聞に載った妙ありエッセーを抜萃、それを掲載してあります。前に紹介したことがありますが、希望の人に無料送付してくれます。 目次の写真です。修養、自然と文化、宗教、青少年、職業奉仕、健康・医療・介護、笑い・ユーモアの括りで今回も37編。眺めて、おっ保阪正康氏のそれもありました。「かるた・川柳に込めた皮肉」と題し、日本社会から風刺や抵抗の精神が失われてきたことを嘆く内容でした。「風刺や抵抗を何も批判という意味で用いるのではない。現実の歪んだ姿を一歩引いて客観的にみるのである。風刺は抵抗は一服の清涼剤になるとも言えようか」 例を挙げていました。その通りではあります。その一つを以下に。 明治維新の時代、「官員唄」というのがあって「攘夷攘夷と騒いで置いて今ぢや偉人と雑魚寝する」「髭をはやして官員ならば猫や鼠は皆官員」。新政府の役人が威張ることへの皮肉です。 保阪氏は、風刺、抵抗の言論は消えてしまったと嘆きます。そうかも知れません。しかし、頑張っている新聞もあります。朝日です。川柳コーナーやコラム「かたえくぼ」はエスプリと皮肉がてんこ盛り。以下はここ数日の川柳から。 悪代官思い出させる佐渡島 鼻息でアベノマスクを膨らませ カンニングするのは偉くなってから 言うくせに多から言われりゃ腹を立て 危機感も戦略もなく打つ「先手」 今日の一首 寒烏畑に群れて喰拾う今日を生きても明日を生きても 今日のラン 6km 今日の酒 ラガウリン1ショット 日本酒1合5勺 今日の音楽 なし 今日の写真は薪ストーブの炎です。よく乾いた薪は、熾火近くになるとこの色を呈します。いい感じです。