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2007.02.09
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テーマ:たわごと(26811)
カテゴリ:読んだ本から
■江藤淳の『こもんせんす』(北洋社)より引用。

〔…〕ところで、そのボルネオの部族は
  そういうふうに移動して、
  あるときドリアンという
  美味きわまる果物がなっている下に小屋を作る。
  木に登っていけば、すぐとれるのですが、
  あわてて登ったりはしない。
  小屋を作ると、天井に穴をあけて、
  ドリアンの実の熟れるのを毎日眺めている。
  そのうち時が来ると、
  ドリアンが自然に落ちてくる。
  そのときがいちばんの食べ頃だそうです。
  そういう生活をしているんだという。
〔…〕
  労働なんか全然しない。
  生活そのものが遊びなんですね。
〔…〕
  なんと豊かな時間と、充実した生だろうかと思いますね。
   もう、木に登りだしたらお終いです。
  そこから堕落が始まる。
  つまり労働とか生産性とかという、
  みみっちい考えが生れる。


■せちがらい世の中だが、少しでも、
こんなふうにゆったりと遊びの心をもって
暮らしたいものです(^-^)。

ちなみに本書は絶版。高原書店で100円なり(^-^)。





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最終更新日  2007.02.09 10:12:48
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