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それにしても初めて見た瞬間にちょっと立ちすくんだ 銀座界隈にははっと驚くサインが結構あるが、その中でもこれはピカイチ どこがすごいかって言うと、この外装パネルの仕上げ。 これだけの特殊な色合いの外装材を使用しながら、その色むらをほとんど見ることが出来ないのは、ちょっとすごい。 皆さんがよく買い物に行くショップが入居している建物の外装・内装の仕上げを見て欲しいのだが、 これと同種の仕上げをしているところは、あまりお目にかかることが出来ない。 なぜかっていうと、一つはコスト で、もう一つは仕上げの難しさ ぱっと見たところ「真鍮の硫化いぶし仕上げ」か「カラーステンレス」のどちらかの 仕上げだと思われるが、これがオーダーメイドの時にはなかなかうまくいかないのだ。 大量に出荷している既製品ならば、表面全てが均一の色合いになって、色むらが発生 しないのだが、オーダーメイドでこういう色合いを出そうとすると、10枚のうちの数 枚は色むらが発生して、使い物にならなくなるのだ。 つまり作り直し だから我々で請け負ったときには、1枚のパネルあたりの単価が50,000円とすると、 やり直し費用を含めて1枚あたり100,000円ないしはそれ以上で積算する。つまり全部 失敗して作り直したとしても、赤字にならないような、かなり高めの数字を出すのだ。 このクラスの仕事になると、安ければいいって言うものではない。 「金は出す、だからいいものを作る、ちょっとでも不具合があったらやり直しだから」 そういう暗黙の了解が施主と我々の間では成立するのだ。 従って当然のことながら手も気も抜くことは一切許されない。 袖看板の仕上げの綺麗さ、丁寧さはプロの我々でも感心する この銀座カルティエ(Cartier)の夜景はまだ見たことはないが、照明はおそらく当代 流行のLED。 百聞は一見にしかず、サイン業者は自分の目で確認することをお勧めする。 < このブログに掲載された写真が必要な方は「掲載写真申し込み要領」を ご覧下さい。 http://www.takara-sign.co.jp/blog/order/order.html ※このブログの左欄外の「Freepage List」からも申し込みできます。 ※当社楽天SHOPは http://www.rakuten.co.jp/takara-sign/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年05月10日 18時46分51秒
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