日本からブラジルまでの景観に対する動きをまとめてみました


新たな景観政策の素案に対する市民意見の募集
http://www.city.kyoto.jp/tokei/keikan/news/news18/pub/pubcomeindex.html
歴史都市・京都の優れた景観の保全・再生に向けて建物の高さとデザイン，屋外広告物について抜本的に規制を見直します。

京都市は，三方を取り囲むなだらかな山並みと市街地を流れる鴨川や桂川などの豊かな自然の中で，１２００年を超える悠久の歴史を積み重ねてきた都市であり，世界遺産をはじめとする数多くの歴史的資産や風情ある町並みとが融合し，京都らしい美しい景観を育んできました。

しかし，高度経済成長期以降，とりわけバブル経済期における都市開発の流れの中，行政，市民等による様々な保全・再生の努力にもかかわらず，京都らしい優れた景観が変容し続けています。

京都市ではこうした状況を踏まえ，昨年７月に「時を超え光り輝く京都の景観づくり審議会」を設置し，「歴史都市・京都にふさわしい景観のあり方」について諮問しました。そして，本年11月14日に同審議会から，10回に及ぶ審議や公開シンポジウム等を踏まえた「最終答申（PDFファイル：92KB）」が提出されました。

京都市では，「快適で，美しい，世界に誇る都市空間」の形成を目指し，建物の高さやデザイン，屋外広告物に関する規制について抜本的に見直した素案を取りまとめました。この素案に関する市民の皆様のご意見を募集します。


「古都の景観守れ」京都市、屋上・点滅照明広告を禁止へ
http://www.asahi.com/special/isan/OSK200611250034.html


京都市都市計画局　都市景観部　都市景観課
http://www.city.kyoto.jp/tokei/keikan/


消費者金融など、屋外の看板大幅制限・金融庁、自主基準求める
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20061215AT2C1303B14122006.html
金融庁は消費者金融など貸金業者の屋外看板を大幅に制限する検討に入った。ビルの屋上や幹線道路沿いなどの大型広告看板を禁じる方向で、1年後をメドに業界団体に自主規制基準の作成を求める。実現すれば消費者金融の看板があふれかえる繁華街や目抜き通りの光景が変わりそうだ。

13日成立した貸金業法は貸金業者のテレビＣＭや看板などの広告について、貸金業協会が内容や方法、頻度などの自主規制基準を決め、金融庁が認可する内容を盛り込んだ。


尾道市が屋外広告条例提案へ
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200611300022.html
尾道市は、市中心部を対象に屋上看板を禁止する独自の市屋外広告物条例案を、12月の市議会定例会に提案する。建物の高さ規制などを柱とする市の景観施策の一環と位置付け、来年４月の施行を目指す。政令市と中核市の２市を除く県内12市では初の試みとなる。条例案では、景観地区約200ヘクタールに、県条例よりも厳しい規制を導入する。規制の違反者に対し市長は、改修・除去命令を出すことができる。

サンパウロでは「景観論争」　屋外広告に市長強硬姿勢
http://www.business-i.jp/news/world-page/news/200612180006a.nwc
ブラジル・サンパウロ市で、屋外広告撤去を命じる条例をめぐり、市長と広告主の企業が火花を散らしている。

英公共放送ＢＢＣ（電子版）によると、同市内には、下着姿の女性がほほえむ「プレイボーイ」の巨大ポスターや、バスの屋根に取り付けられた看板が街中にあふれており、無許可の違法広告も多いという。

同市のカザフ市長は、こうした広告が「街の景観を損なう」として撤去に執念を燃やしていたが、月内に市内の大型広告をすべて撤去するよう命じる内容の条例を成立させ、このほど施行にこぎ着けた。

これに対し、広告会社や広告主の企業は、「条例は自由経済を侵害するもので、ブラジルの憲法に違反する」と条例の撤回を要求。提訴を検討している。しかし、同市長も「かりに裁判で条例の差し止め命令が出ても、最後まで戦う」と、一歩も引かない構えだ。

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