ファーレ立川アート作品の第43回目掲載です。
車好きの私からすれば帽子の形をした自動車がなんで頭に載っているの?と思ってしまったけれども、駐車場の入口サインとなれば話は変わってくる。人面像の穏やかな顔つきとの対比がとても面白いが、それにしても珍しい駐車場のサインだと思う。これだか親しい顔つきをしているんだから、ドライバーの方も安全運転を心掛けるに違いないかな?
以下全文引用
北口第一駐車場の東側の入口の脇の植栽内に彫刻作品が設置されています。仮面が帽子をかぶっており、帽子は車の形をしています。
これはリトアニア生まれで現在ポーランド在住のスタシス・エイドリゲヴィチウスさんの作品「顔―車」です。絵画、彫刻、舞台の演出と、エイドリゲヴィチウスさんの仕事は幅広い範囲に及んでいます。それらのさまざまな活動を貫いているのは、「仮面」というテーマです。
仮面は孤独、勇気、新世界などの象徴です。複雑な民族問題を背景に持つエイドリゲヴィチウスさんの生き様といったようなものが、仮面へのこだわりから垣間見えてくるような気がします。そして、帽子としての車は、駐車場のサインになっています。
この周辺の写真がご覧になりたい方は地図をクリック
関連記事
■ファーレ立川とは
■ファーレ立川アート作品
■その035:仮面の孤独
■過去に掲載したファーレ立川の作品集はこちらから。