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これを提案した方々は、一度、雪国の冬を体験されたらいかがかと思います。
チェーン規制の目的は、近年、大雪時に立ち往生が発生することを防ぐことにあるようです。 では、チェーンを付けたら、立ち往生が発生しないかと言えば、そんなことはありません。 チェーンを付けようが付けまいが、立ち往生するような雪の降り方なら、立ち往生が発生します。 立ち往生が発生するシーンを考えると、原因が、普通車にあることは、まれでしょう。 普通車が立ち往生した場合、後続の運転手が脱出を手伝います。 普通車が、大渋滞を引き起こす可能性は、大事故以外には、まず、ないでしょう。 大型車が立ち往生した場合、これは、もう、どうしようもありません。 大型車が対象のチェーン規制なら、まだ、理解できますが、それでも、効果は疑問です。 そもそも、雪国に住んでいますが、チェーンは、ここ数十年、一般車両では見たことありません。 除雪車が使うのを見ているだけです。 近年は、道路が整備され、チェーンが、必要なシーンは、普通の生活をしている分には、皆無です。 大渋滞が起こるような幹線道路で、チェーンが必要になることはありません。 立ち往生防止のために、チェーン規制など行っても無意味です。 実効性のある対策としては、大雪時に、除雪車を頻繁に出動させることや、抜け道、道路拡張などの道路整備の方が意味があります。 そのための予算、制度作りを、国が請け負いたくないために、責任を地方自治体に押しつけるため、深慮遠謀をめぐらせたのではないかと、うがった見方をしてしまいます。 今のところ、道路標識の新設だけだと、火消しを始めたようですが、そもそも、チェーンという過去の遺物を名前に付けた規制は、撤廃した方がすっきりします。 今でも、チェーン規制があっても、実際には、冬用タイヤの着用義務なのですから、チェーン規制を改め、冬用タイヤ規制と、名前を変える方が、現実に合っています。 <蛇足> 雪国で、普通車が、チェーンを付けて走っているのを見たら、「チェーンを付けないと走れないような車で、ここに来るんじゃない。ちゃんと、冬用タイヤを付けて、こい」と、白い目で見られることでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.11.17 09:49:36
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