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カテゴリ:維持・修繕
SDカードがクラッシュし途方に暮れるイダケンです。;; 元請なので、何か不測の事態が生じた場合、実際に作業を行う保守業者や工事業者ではなく管理会社が責任を負うという、管理組合にとってのメリットはありますが、それにしてもマージン(利益)を15-30%を取り、業務を行うにしては、あまりにも仕事をしなさすぎです。 下請け任せ・・と感じる事例を紹介します。 1)完了報告書の表紙が下請け会社の名前で提出される
2)完了報告書には実施日と写真とコメントだけが掲載されており、作業時間、作業員人数、作業範囲等の概要が記載されない 3)報告書に違うマンションの写真が載っている
4)不具合事項を理事会が指摘しなければ、改善提案をしない
5)現地で完了確認を行っていない。 6)報告書に下請け社員の完了印はあるが、元請たる管理会社の検収(完了確認)印がない
7)専有部分内に立ち入る保守業務を、管理員不在時に実施する
8)業務範囲や作業の出来が毎年違う。サービス品質が均一化されていない
9)ドラム式洗濯機は一律清掃しない等組合へ説明のないまま下請けの判断で作業基準が決まる
10) トラブルがあった場合、下請けの作業員だけで組合の説明や謝罪を行う 11)下請け業者の調整・完了確認・改善提案・説明すべてをフロントマンが行う
管理会社は、自社で仕事を請け負っているという責任を理解し、管理組合に対して丁寧かつ誠実な対応をすることが必要です。 親会社がマンション販売会社で自動的に親会社から仕事をもらえる管理会社や、随意契約(同じ内容の契約を十分な精査が行われないまま毎年自動更新する)を続ける管理会社は、管理組合から仕事をもらえるのが当たり前になり、仕事のクオリティーを追及しません。 この結果、築年数が経ったマンションにおいては、契約年数だけが長いだけで、管理組合の要望や不満を汲み取った業務改善を管理会社は怠り、「馴れ合い」の関係を持続します。 普段「家庭」や「仕事」で忙しい区分所有者で構成される管理組合は、おかしいなと感じても、手間を要する管理会社との業務改善交渉に時間をなかなか裂けず、管理会社の甘えた仕事を黙認してしまいます。 おかしいと正しい指摘をする理事が現れても、一年任期総入れ替えの体制化では、理事会内の意見統一を図ることが難しく、そうこうしているまに理事の任期が終わり。何が問題なのかわからない新任の理事が管理組合を運営することになります。管理会社も、管理組合の実態を把握しているために、「物言う」役員が現れても、すぐに改善対応をしようとはしません。 イダケンは、マンション管理業界(管理会社)の体質、一年任期総入れ替え輪番制の執行部(理事会)体制では、マンション管理が良くなる(良い=組合員の要望が反映され住みやすいマンション、適正な価格で質の高いサービスの管理会社・工事会社と契約できること、過剰や無駄がない計画修繕の実施)ことは困難だと思います。 執行部たる理事役員の時間的な制約・知識ノウハウ不足・役員の成り手不足の課題を抱えるマンションは、管理会社にとって赤子の手をひねるようなもの。 1.管理会社に割高で質の悪い仕事をさせないよう監視機能を働かせること 2.管理組合に余計なお金をつかわせようとするコンサルタント・施工会社・管理会社から管理組合を守ること 3.役員の負担をなるべく増やさず、居住者満足度が高い管理を行えるような管理組合体制を作ること この三つを実現するためには、イダケンはがんばらなければなりません。 『平成26年12月23日(祝日)マンション管理セミナー開催のお知らせ』 イダケン事務所主催の勉強会を14時より新宿にて開催します。 詳しくは案内頁をご覧ください↓↓ http://www.idaken.net/study.html
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最終更新日
2014.12.14 19:08:53
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