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カテゴリ:維持・修繕
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イダケンが顧問契約をしている100戸超のマンションで、機械式駐車場の改修検討をしています。 このマンションの新築当初は、駐車場100%完備の物件が多く販売されており、100%が売りになっていました。 しかしながら、昨今の自動車離れの影響で、空き駐車場が設置台数の10%以上となり、車の大型化とともに機械式駐車場の制限寸法が足かせとなり、駐車場契約台数が増える兆しがありません。 空き駐車場分も、機械式駐車場が設置されていれば、保守料も修繕費も設置台数分発生します。 設置台数を減らして、一部機械式駐車場の大型化(ハイルーフ駐車場可能)を進めようというところまで話が進んだところで、大きな壁が立ちはだかりました。 その壁とは「駐車場ゲート」設置です。 機械式駐車場の安全対策として、新しく設置される駐車装置は、単純昇降式であっても、ゲート設置が基本になります。 このマンションは、駐車場前の車路が狭く、かつターンテーブルが設置されていないため、今でも出し入れがし難いのに、ゲートが設置されると、更に入出庫に技術が必要となり、新たな空き駐車場が発生する原因となる心配があります。 現時点ではゲートは業界団体と管轄行政の強い推奨のレベルで、法律では義務化されていないようです。 ゲートがない代わりにセンサー型の駐車装置をいまならば選択できます。 しかしながら、安全性はもちろんですが、センサー<ゲートになります。 駐車場の出し入れだけを考えると、センサー式への交換が望ましいのですが、安全性を考えるとゲート式と言うことになります。 これから居住者の意見を聞きながら、方向性をまとめていくことになりますが、様々な角度から事象を分析すると、色々な課題が見えてきます。 合意形成に至るまでは、時間がかかりそうです・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.07.19 01:30:05
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