浙江省--杭州宋城の旅1
「杭州宋城の旅1」 「中国写真ライフ」では、浙江省の杭州宋城の写真を公開しています。杭州宋城は西湖の西南方向に位置している。杭州の宋城は中国最大の宋代文化テーマパーク。宋代(960年~1279年)は北宋、南宋に分かれ、南宋の首都が杭州であったために、杭州に宋城が、建設されていた事は言うまでもない。宋城の中には、現在上海万博中国舘で人気を博する、清明上河図が置かれている事でも知られる。清明上河図を再現した所では宋代の著名な画家の、張択端の「清明上河図」の絵画の巻き物をもとにし、宋の町のにぎやかな光景を再現したものである。実際の清明上河図は縦35cmほどで長さは11mと長い。中国の宋代の都・開封の都城内外の栄えた様子を、描いた画巻であり、本物は北京故宮に保存してある。上海万博中国舘会場では、縦3mで横は開館内の、横いっぱいに清明上河図が描かれ、中の人々は、電子制御で動くようにしてあるから面白い。宋城の景観は優雅な味わいがあり、歴史の重厚感の、中にスペースが造り出されている。宋城の建築物は、中国の伝統的山水庭園芸術の手法を踏まえたもので、古来の重視する芸術手法も吸収されて造られている。九竜広場、城楼広場、宋塊広場に観光客の流れがあり、中に入る前に目にした景観はインパクトを感じる。自然の山河の美、園林建築の美、民俗風情の美、また、人文社会の美、文化芸術の美を集めて一体化されている。宋城の建築物や記念館をはじめとする展示物は、時間と空間の隔たりを小さくし、中国古代文化を、楽しみながら見て回れる歴史の城かも知れない。だが、それも一人旅でじっくり回ってこそ味わえる。