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碁法の谷の庵にて

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2006年02月09日
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テーマ:囲碁全般(743)
カテゴリ:囲碁~碁界一般編
 第30期棋聖戦第3局は、黒番・山下敬吾挑戦者の1目半勝ち。



 黒番山下が十段戦の挑戦者決定戦に続いてまたしても中国流。最近の彼のブームだろうか?
 対して羽根の6は今週の週刊碁でも小林光一九段が紹介していた手法。ちなみに、小林光一九段は加藤さんなら思い切りがいいからこう(下図)打つかも・・・と週刊碁には書いてたけど、実は彼は絶局ではその手を打ってたんですよ・・・(第31期天元戦本戦1回戦、対結城聡九段、加藤名誉王座の黒番中押し勝ち。)

**ABCDEFGHJKLMNOPQRST**
19┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐19
18├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤18
17├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤17
16├┼┼○┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●┼┼┤16
15├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤15
14├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤14
13├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤13
12├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤12
11├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤11
10├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤10
09├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼●┼┤09
08├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤08
07├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤07
06├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤06
05├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤05
04├┼┼○┼┼┼┼┼┼┼┼┼★┼┼┼┼┤04
03├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼○┼┼●┼┼┤03
02├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤02
01└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘01



 しんみりしたところで本局の話題に戻ろう。
 ○14手目の二間飛びは右辺の黒1子に圧力をかけてるのだろうけど、黒からR14に置くのが見えるだけに打ちにくい感じもするなあ。○16と飛び出したのは○14と連動した作戦かもしれず、ここから戦闘開始だ。
 激闘の末●47手目が封じ手。結城九段は押しを予想していたらしいが結論は横一間。J11とかは勇ましいけどたぶんセキなので、右辺の損失を補填できないと思う。
 結局城は中央できれいな形を作って自身を安定させつつ黒への攻めを残し、代わって黒は左下を蹂躙。

 ここで○66は腰が伸びていたのかな?黒が一気に右辺を安定させ、小さくない地を持って生きてしまった。右上の星が傷んでいるとはいえ左下が事実上取られではさすがに黒がいいのかな?もっとも味を背景にすれば下辺は白が削れそう。白はハサミツケから左辺を止めておいて中央へどれくらい厳しい攻めが見込めるかが勝負になりそう。
 白は○92と一旦地に戻り、●93と入ってきたところから反撃する作戦。○110までとなって、黒は下辺が削れるので地が60前後。白は右下と左上+コミで40くらいありそうなので、上辺が大きく白地になるとおそらく黒の足りない形勢。○110にただ謝るのではなく何か反撃を仕掛けてくると予想。


 とここまで見て私は所用でお出かけ、戻ってきてみると既にヨセ勝負。

 黒は私の予想に反して左、右、下と削って打ち、下辺の削りを止める作戦に出た。これで勝てると見ているのだろうか?2ちゃんねるだと白半目か1目半厚いという話のようだったが・・・まあともあれ細かい形勢。

 ここで●189手目がうまい手。途端に○198手目までびしびしと決まってしまった。これで形勢が決まったか?
 結局黒が1目半勝ちとなった。
 
 

 うーん、途中までは白の好局だったようにも見えるんだけどなあ。ここまでストレートだけど、別に羽根の内容が悪いとも正直思えないし、2局目を除けば特別山下の好局と言う印象もないんだよなあ。

 
 ともあれこれでストレートの3-0になってしまった。どうなっているんざましょ。まあ羽根は精神力は高い気がするんで3-0だからどうなるってもんでもないような気はするけど・・・





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最終更新日  2006年02月09日 19時05分32秒
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