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碁法の谷の庵にて

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2007年09月29日
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 sokの日記というところです。
 実は、かなり前から、ここの存在自体は知っていました。自分のブログについて検索をしてみたところ、紹介をいただいており検索してさまよいこんだことがあったからです。


 ここは、必ずしも法律系・法学系ブログ、と言うわけではないのですが、光市の事件をめぐるの問題については以前から論考を書かれており、私自身も学ぶべきことが多くありました。


 何よりも、この記事は秀逸です。はてなで80以上のブックマークをもらっていました(私がもらったブックマークをすべて足してもそこに達しません)が、それに値する記事であります。いくつもの弁護士ブログを見てきましたが、どこよりも秀逸に思えます。
 私がいくつもの記事を用い、十万字以上かけて書いていることを、さらりと読みやすい文章で、書き上げました。長い文章には長い文章のよさはあるし、思考を基本的に省略せず描いていくと言うコンセプトは一つの作戦だと信じていますが、それでもすばらしい文章だと思います。


 私と彼の一番の違いは、私が悲観派に属し、分からないものは仕方がない、とにかくこうなっているんだ、というのを押し立てるしかないと考えていること。
 彼が楽観派(悲観派との対比で非難のニュアンスではありません)に属し、話していけば効果はあると言う発想をしていることです。

 もっとも、必死になってタテマエを押し立てているだけの私でも、ある程度でも理解しようとする人たちはそれで理解してくれていますし(法律家系ブログでは、ブログ界全体の割合からすれば断然理解している人が多いです)、対話路線でも理解しようとしない人はしないので、実際上の差はそんなでもないようにも思います。

 

 私はこれまでかなりここに記事を書いてきました。全体を見ようと思うと、かなりの手間です。あまりの多さに理解を放棄している人もいるでしょう。

 それなら、ぜひこちらを見ていただきたいと思っています。先述したような理解の相違はあるにしても、ここの記事を理解できる人たちとなら、話が通じるであろうと私は考えています。
 なお、この記事は向こうにTBさせていただきます。





 もうひとつ、江川紹子氏の記事も紹介しておきます。
 藤井誠二氏といい、櫻井よしこ氏といい、この辺をちゃんと理解しているとは思えないことを平気で言っていますし、宮崎哲弥氏など売れっ子評論家としては事態の尻馬に乗っているとしか思えない言説を平気で吐いていますが、この件に関する江川氏の論考は信用に値すると思います。若干言わせてもらえば、手弁当で集まった原因を死刑制度論と結びつけているのに問題はあるような気はしますが、それでもでっち上げ説には厳しい見解を向けており、虚心に読めば、ネットに氾濫する罵詈雑言の嵐を鎮めるには十分すぎるほどです。




 お前の言うことなんか信用しない、と思っている皆さん、これらのご意見を読まれてはどうでしょうか。
 もちろんこれらの方々の意見とお前の意見は違う、お前の意見はこういう点で間違いだと言われてもけっこうです。

 ぜひお読みください。





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最終更新日  2007年09月29日 16時38分51秒
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