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テーマ:★☆沖縄☆★(2847)
カテゴリ:観光
日本人はブームが好きなようです。今、沖縄ブームから沖縄へ移住
する人が増え、「石垣バブル」というものが起きているそうです。 石垣島などの八重山諸島の人口増加が顕著で、地価が高騰し、 石垣市の賃貸住宅建設が2005年度には1000戸近くにまで増えたと いいます。こうした移住者の増加により、既存住民との軋轢が生まれて いるそうです。就職難、自然破壊、賃貸料金の高騰など、様々な問題が 生じています。 沖縄の人が内地(ないち)という、日本本土がバブルに浮かれている頃、 沖縄を旅したことがあります。それ以前、灰谷健次郎さんの『太陽の子』を 読んで、沖縄を美化していました。しかし、沖縄の現実は、「本土から 取り残されたところ」でした。港には白タクが横行し、みやげもの屋には ひびの入ったシーサーの置物を売るおばちゃんがいました。沖縄本島 南部の慰霊碑周辺には年老いた女性が無言で座り、沖縄戦の写真集を 売っておられました。南部戦跡の洞窟にある火炎放射の跡と、真っ青な 海が目に焼きつきました。 恐らく、沖縄ブームで、その当時よりは島の暮らしが豊かになったのでは ないかと想像します。 いつかブームは終わります。そのとき、沖縄がまだ美しい島であることを 祈るばかりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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