カテゴリ:真空管
フランスRT社のF410。
後付された名前でBF25という別名があります・ 規格に関してはFrankさんの資料室にあるF410の規格表(その1)とFrankさんの資料室にあるF410の規格表(その2)が参考になると思います。 PX25クラスのプレートを持っていますが、電気的特性は全く別です。 rpがが2.4kΩと高く、450~550Vで動作させ、7~10kΩのトランスが必要です。 いわゆる3.5~5kΩのトランスが使えるPX25やDA30等に比べるとやや特殊な真空管ともいえます。 プレート損失は25Wありますが、最大プレート電圧は550Vに限られているので、ちょっと使いにくい面もあります。600Vくらいあるといいんですけどね。 フィラメントは2本吊りのM型。 4V2Aです。 4本吊りのような凝った構造ではありませんが、そのぶんフィラメントには色味があり「灯っている」感があります。 etracerで調べてみましょう。 1本目 Ep=550VでEg=-35.0Vのとき、 Ip=38.16mA rp=2400Ω gm=4581μS μ=11V/V 2本目 Ep=550VでEg=-32.2V(1本目のIpに合わせました)のとき、 Ip=38.51mA rp=2433Ω gm=4514μS μ=11V/V PX25等と共有させるには、出力トランスを例えばソフトンの9kΩ/5kΩのトランスで1次タップを切り替えて使うなど...。 そして、B電圧を高圧/低圧に切り替えられるようにすれば...という感じでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 14, 2023 07:30:56 PM
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