カテゴリ:真空管
M.P.PEDERSENのU4ABという真空管を紹介します。
以前紹介したU4E8と同じメーカです。 (M.P.PEDERSENについてはU4E8の記事を参照願います) さて、この真空管もこのメーカしか作っていないようです。 ネットで調べてみると、ポジティブバイアス(プラスバイアス)の使いにくい球です。 なんでこんな球を買ってしまったんだろう....。 珍しいM.P.PEDERSENだから勢いだけで買ったという感じでしょうか。 (謎球を見つけると、ついつい買ってしまいます...) U4AB 4V 500Vという印字。 グリッドに放熱板。 フィラメントは幅のある板バネで2点吊りしています。 規格がわからないのですが、 プレート損失は見た目から10Wと仮定。 フィラメントは4V1A。 ポジティブバイアス(プラスバイアス)で動くので、送信管でしょうか...。 上記条件でetracerで特性を測定します。 Ipカーブはグリッド電圧を2Vずつ変えてゆきます。(5Vずつでも良いのですが、謎球なので今後のためにも詳細に測定します) 【1本目】 Ef=4.0V,If=1.15A Ep=260VでEg=+12Vのとき、 Ip=30.53mA Ig=4.85mA rp=19102Ω gm=3414μS μ=65.2V/V 【2本目】 Ef=4.0V,If=1.15A Ep=260VでEg=+12Vのとき、 Ip=29.27mA Ig=4.40mA rp=29430Ω gm=3431μS μ=96.9V/V 内部抵抗が高くてIpが寝ているところは、測定精度が出ないので、rpとμは相当バラつきます。 毎回測定結果が違うので。 Ipカーブは1本目も2本目もほぼ同じですので問題ないでしょう。 フィラメントは規格が4V1Aですが、両方とも1.15Aです。余裕を持ってるのでしょうか。 260V掛けて+12Vくらいのグリッド電圧が良さそうですね。 トランスは7kΩくらいが良いでしょうか...。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 15, 2023 05:35:07 PM
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