カテゴリ:真空管
ebayで購入したはいいものの、破棄値ギリギリかと思えるようなエミ減をしたRES964を使い切って成仏させてあげようと、アンプを組みました。
シャーシは、ヤフオクで買った自作中古シャーシ(木製でアルミ板は穴無し)で、 上面パネルはシルバーのハンマートーンに塗りました。 穴開けに失敗していて右chの初段と終段の球がタッチ寸前というかタッチしています。(汗) あと、整流管の穴も間違って向きが斜め向きになってます。 いいんです、売り物では無い私専用のアンプなので。(そう自分に言い聞かせています) 真空管は..以下のとおりです。 ・初段管:TELEFUNKENのREN904(微妙にエミ減気味) ・終段管:がTELEFINKENのRES964(超エミ減) ・整流管:VALVOのG1064 出力トランスは、中国製のカットコアトランス(12kΩ)に中国製のケースを被せたものです。 RES964は、かなりエミ減しています。(破棄値ギリギリじゃないかというくらいIpカーブが相当寝ています) そこで、自分が使い切って捨てるつもりでEfを4.8V近くまで上げています。(結構短命になると思いますが、Ipカーブが寝て歪みっぽい状態で使う気にもなりません) REN904もエミ減気味なので、3.8V~4.0V1Aの規格に対して4Vまるまる掛けています。 良くない状態の球は、延命させるより短命であっても本来の性能で使い切ってあげるのが一番かなと私は思っています。 RES964は三結(P-G2間330Ω)にしてB電圧250Vくらい、グリッド電圧約-15V(470Ωの自己バイアスで約+15Vのカソード電圧の下駄)なのですが... 実は中古トランスが低い電圧のタップしかなくて、整流管を通すと結構下がってしまいました。 そこで、取り急ぎダイオードと抵抗を直列に接続して整流回路に組み込んで必要なB電圧を得ています。(整流管の負担が1/3程度になって整流管を使う意味が半減しますが、欲しいB電圧のためです。整流管はフィラメントが灯っていれば見た目重視の私は満足です。) 方形波入力したときの出力波形はこのような感じ。測定して追記しました 100Hz: 1kHz: 10kHz: 小さなコアのシングルトランスなので「低音が弱い」感じですね。 しかし高音は綺麗に纏まっているように思えます。 初段は古いタイプの傍熱管のようで、トリタンのように煌々と輝くフィラメントがカソードスリーブに収まっています。 明るいですね。 部屋の灯りを落として、真空管の灯を見て楽しむためのアンプとして作りましたが、思った以上に澄んで良い音がしたので、とても満足しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 28, 2023 07:36:21 AM
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