昨日、縁あって杉浦圭子さんの講演の司会をする機会をいただきました。
はい、杉浦圭子さん、あのNHKの看板アナウンサーのお一人の杉浦さんです。
もともと、ド素人な私が、プロ中のプロの講演の司会なんて、
あまりに無謀なことで、当然断るべき話だったのですが、
実は、私、杉浦さんの20年以上前からの大、大、大ファンでして、
「おお~、司会させてもらったら、直接お話できるチャンスがあるかも!」と
全くミーハー的動機でお引き受けちゃいました
講演の題目は「自分の言葉を見つけて」。
意外にも、子どものころからなかなか自己肯定感が持てなかったり、
新人時代も落ちこぼれだった杉浦さんが、先輩アナウンサーの
「今のあなたのままでいいのよ」という一言から
「今の自分を好きになって歩いてみよう!」という気持ちになったのだそう。
そうして、マスメディアの中で25年、仕事してきた中で、
彼女が学んだこと、大切にしてきたこと、大切にしていきたいことなどを話してくださいました。
人の話を、心を寄せてきちんと聞く
心を耕し、いただいた言葉を自分の言葉に育てていく
自分の言葉というのは、その人の人生に裏打ちされたもので
人に伝えるべきもの、語るべきものというのは、
自分の心から発する言葉でなくてはならない
美しく、笑顔がとっても素敵な彼女が、
ただそれだけでなく、どんなに真剣に伝えるということに
向き合っているかが伝わる内容でした。
広島出身の彼女が、これからもライフワークとして伝えていきたいことは平和だとのことで、講演の中でされた2編の朗読も、とても心に残るものでした。
本当に杉浦さん、テレビで見る以上に、外見も内面も素晴らしい方で、
大感動だったのです。
あんなにキレイで、人気もある売れっ子アナウンサーなのに
奢らず、飾らず、きちんと人に寄り添い、そこから伝えるべきものも
語るべきものを、きちんと自分の心からの言葉で語れる人なのです。
実は、私と学年では一緒になるのですが、まさに同世代の女性の理想像ともいえる人だと
つくづく思ってしまいました。
はずかしながら、「心を伝える人になりたい」と名刺に入れている私。
今一度、心を伝える人になれるよう、がんばらねばと思った一日でした。