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テーマ:旅のあれこれ(10101)
カテゴリ:旅のつれづれ
![]() 今回の旅で、とても楽しみにしていたのが、ニュージーランド屈指の登山鉄道トランツアルパイン鉄道に乗ること。 輝くような青空の元、列車は出発。 ほどなくして、窓の向こうには雪に覆われた山並みが見えてきました。 ![]() ![]() 最初の駅では5分停車。みな列車を降りて思い思いに景色を楽しみます。 ![]() 2時間半ほどで、アーサーズパスという駅に到着。 初めは鉄道の終点、ウエストコースにあるグレイマウスまで行くつもりだったものの、 アーサーズパス国立公園ではアルプスのショートウォークが楽しめるとのことだったので、 予定を変更。 実は、クライストチャーチで列車に乗り込む際、車掌さんに目的地の変更を告げたのですが、「アーサーズパスは寒いし、雨だよ・・・。本当にいいの?」と怪訝そうに念を押されていました。 「ええ、いいんです。アーサーズパスで降ります」とチケットを変更してもらったものの、 確かに、ここで列車を降りたのは、ごくわずかでした。 確かに小雨も降っています。 ビジッターセンターに行くと3つあるショートウォークのトレイルのうち2つは、 最近あった嵐の影響でクローズされているとのこと。歩けるのは滝に通じる一つだけとのことでした。 ![]() にぎやかな国立公園を想像していたのとは、ぜんぜん違う人気のなさ(汗) それでもせっかく来たのだから、行かなくちゃ・・・。 ![]() ![]() ![]() ところどころ雪もかなり残っていて、やはりここはアルプス!と実感しながら、登っていきました。雨がかりか遠くに雷の音なども聞こえてきて、気がせきます。 ![]() 木道で階段が作ってあったものの、結構のぼり下りの続く道にハアハアしながら、息子の後を歩き、とうとう目的地のデヴィルズパンチボウルウォーターフォールに到着!! ![]() ![]() 迫力ある水しぶきに、しばし感動! やっぱり来てよかったア ![]() 雨がひどくなってきたので、急いで下山し、ビレッジの中のホステルのカフェに避難しました。 ![]() ![]() ここで食べたラザニアは、素朴なアメリカ風のミートラザニア。私にとってはとても懐かしい味で、山歩きでの疲れが一気に癒されました。 ロッジ風のホステルの暖炉には暖かな火が燃え、なんともゆっくりとした時間が流れます。 ひさびさにビリアードをしたり、すっかりくつろいでしまいました。 トランツアルパイン鉄道は、一日一往復のみ。 万が一にも乗り遅れては大変と、帰りの列車の到着時刻より30分以上も早く駅に着いた 私たちですが、駅には私たち以外、だ~れもいません。 時々事務室から無線の声が聞こえてくるものの、 ドアのすきまからのぞいても、駅員は不在。 外では、風がヒューヒューと吹き、がら~んとした待合室にポツンといる 私と息子は、なんだか心細くなってきました。 到着時刻がせまっても、相変わらず駅員もお客も誰も来ません。 「もし、列車が来なかったら、どうなるの?」不安そうな表情で尋ねる息子・・・。 「まさか、そんなはずないでしょう」答える私も、実はちょっと心配になってきます。 とうとう、到着時刻になりましたが、列車のカゲも形も見えません。 「列車の運行スケジュールに関するお問い合わせはこの受話器をおとりください」と書かれた場所には、受話器が取り外された跡だけが・・・。 いよいよ、今晩はさっきのホステルに泊まるしかないのか・・・、と覚悟を決めかねていたちょうどそのとき、遥か線路の先に列車が見えてきました。 ![]() ![]() 列車は私たち2人を乗せ、無事クライストチャーチへと連れて帰ってくれました。 ハラハラ、ドキドキ、個人旅行にハプニングはつきものですが、 過ぎてみれば、それもこれもみんな楽しい??思い出。 いくつになっても、知らない土地を旅する喜びを大切にしたいと思います ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.09.25 20:47:04
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