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カテゴリ:散歩
私は昨日、
大正から昭和にかけて活躍した建築家の本野清吾(1882-1944)が設計した 国登録有形文化財(2014年承認)の「栗原邸(旧鶴巻邸)」が 2年ぶりに一般公開されているというので、見学(有料)に行って来た。 「栗原邸」は空家状態が長く続き、老朽化で傷んでいたのを、 京都工芸大学大学院造形建築課の学生達によって、 教育プログラム「建築リソースマネジメントの人材育成」 (2013年日本建築学会賞教育賞受賞) の一環として、現在も修復作業が行われている。 「栗原邸」は京都工芸高等学校(現・京都工芸繊維大学)校長・鶴巻鶴一の邸宅として、 同校教授だった建築家の本野清吾が設計し、 当時最先端工法「中村式鉄筋コンクリート建築」による 特殊なコンクリートブロックで建設された。 一般公開は5月23、24、30、31日。 時間は午前10時~午後5時まで。 入場料:一般1000円/学生500円(資料代込み) 申込不要 入場料は修復費に当てられる 私は「栗原邸」までへは、JRで行くことにした。 東海道本線のJR山科駅で下車して、京都市地下鉄東西線に乗り換え、 一駅で「栗原邸」の在る御陵駅に到着。 御陵駅からは閑静な住宅地を山の方へ歩いて10分ほどで着いた。 門の前に栗原邸一般公開の看板 栗原邸は近代モダニズム建築の建物 門の中に入る 栗原邸が見えた 玄関に着いた とても印象的でかっこいい建物だ 玄関の2階は半円形で、その下をコンクリートの円柱2本で支えている 玄関のライトはピラミッド型 壁はコンクリートの打ちっぱなし 客間 客間と食堂にはろうけつ染めを復活させた鶴巻鶴一氏の作品が使われている 食堂 食堂の家具は全て本野清吾がデザインしたものだそう 食堂 染色作家だった鶴巻鶴一氏の作品 1階キッチン キッチン隣にはメイドルーム その隣には電話室という小部屋があった キッチンに行く通路の前におかれた昔のトランクがすてき 階段を登る モダニズム建築は装飾を排するが、 この建物はウィーン分離派、セセッションの影響を受けて装飾的だという 2階 玄関の上のサンルーム 家具は本野清吾のデザイン 寝室 どの部屋にも暖炉が在る 2階の横側の部屋からバルコニーに出る 避雷針があった 細長い煙突 三階?屋上へ行く 階段 屋上テラス 屋上の半円形テラス 玄関から出て建物裏側に回る 栗原邸全体像 少し離れて見ると、こんな感じ 栗原邸の北側、すぐ横を琵琶湖疏水が流れていて、 とてもよい感じ。 さて、この後はランチに行く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年05月31日 12時29分21秒
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