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雀坊の納戸~文鳥動向の備忘録~

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2015年05月24日
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17日
 前日は、母が面会に行ったものの、ずっと眠っていたようだ。今日は、私だけだったが、やはり眠り続けで目を開けることがなかった。左の目頭に涙が溜まっていたようだが、特に意味はなかっただろう。体の大きな担当の看護師さん(ナースマン)より、病状に変化がない旨、簡単に説明を頂いた以外は、特にすることもないので、早々に退散した。
 
 
20日
 前日、電話で18~19時に担当医より話があると言うので、前回同様にして赴く。立ち話の要件は、容態が悪いなりに安定して、すぐに死んでしまう可能性は低くなったので、転院先を探すため、病院所属のソーシャルワーカーと相談して欲しい、といったものだった(この姿勢では谷原章介似とは言えない。角度限定らしい・・・)。つまり、半植物状態ながら、救急救命の段階では無くなったという、日本の医療制度上、実に厄介な存在になっている、わけだ。
 この病院の場合は、救急救命が主任務なので、それ以外の患者は、早々に他に移したいはずで、これが普通の病院でも、長期の入院は保険制度上ポイントにならず、つまり儲からないので、患者は病院を転々とさせられるのが常だと、聞き知っていた。父も、その立場となったわけだが、死んでいないだけの状態で生かされ、あっちこっちにたらい回しにされると言うのも、酷なものだ。人生の終焉も、ままならない。
 患者本人は、吸引マスク無しになって、寝息を立てて快適そうに眠っていた。おそらく、ここ数日死ぬつもりでいたのに死なないので、私がデタラメを言ったと、のんきに思っているに相違ない。左目は目やになどの予防か、それとも無意味に開き続けているとみなされ乾燥すると見なされたか、テープで止められてしまっていたので、楽しいことだけ妄想し続けるしかないようだ。


23日
午後、病院に行き、総合相談室のソーシャルワーカーS氏に転院の相談をする。S氏は女性で少々頭がチグハグそうな印象だったが、それはともかく、いくつか療養型介護が可能な近隣の病院の一覧を提示して頂いたので、私の地理認識では比較的に近く、バスで通いやすそうに思えたK病院を第一、A病院を第二、H病院を第三候補として頂くように伝えた。この3つなら自転車圏内だが、その他となると、少々辛くなってくるように思えたのだ(住所の提示しかないので、脳内の地図で想定していた)。また、バス停から5分ほどなら、普通は十分近いと言えるが、面会に行くはずの母の徒歩スピードは、健常者の1/4~1/3なので、ほとんど目の前がバス停である必要が出てくるのだ。したがって、家で地図をよくよく検討することにした。
 その後、いちおう病人の様子を見に行った。病室は一昨日に一般病室に移動となり、入室に看護師さんの許可を得る必要はなくなっていた。容態の方は、一見特に変化はなさそうだが、ただ、寝息がいびきのように変わっているように聞こえた。ソーシャルワーカー氏は、この病院は何ヶ月入院させてくれる、とそれぞれ入院可能期間の長短を気にされていたが、転院まで持つのかすら、少々疑問であった。

26日
 ソーシャルワーカーS氏より電話連絡が有り、K病院とA病院に連絡し面談を行うように、とのことであった。転院させるのに、わざわざ家族と面談するシステムらしいのだ。よくわからないが、長期入院で無責任に放置されると困るので、事前に家族の様子をチェックし、問題なければベッドの空きを待つリストに登録する、といった感じのように思えた。非効率で愚かなだけ、行政にしろ病院にしろ無能、としか思えないが、駄々をこねても仕方がないので、仰せに従った。
 S氏によると、K病院は差額ベッド代が必要になる3人部屋へとの話だったようなので、先にA病院に電話した。ベッドで身動き出来ず、ほぼ意識不明状態では、個室であってもタコ部屋であってもベッドの大きさがあれば同じなので、患者の必要性ではなく、病院側の経営上の必要性で、そういったことになっていると類推された。
 A病院では、院長が直々に面談するそうで、時間は平日の午前11時半のみとのことであった。いったい、平日のその時間に気安く出かけられる社会人が、どれほどいるのか不思議で、それを当然のように求めるなど、ずいぶん非常識な者たちだと呆れたが、あいにく自由業なので、多少の時間的融通が可能な立場であった。そこで、面談可能な最短日に設定してもらった。
 追い出し側の病院に、経過を報告するように言われていたので、電話したところ、S氏は多忙で電話に出られ無いと言う。それでは、手すきの時間に折り返しお電話をいただけるように伝言をお願いしたら、伝言は受けられないとの返事だったので、少々腹を立てた。『こいつは何だ?電話の交換手なのか?これで代表電話の意味があるのか?』と思いつつ、「そうですか、それでは失礼」と言い終わるか終わらないうちに、ガッチャ~ン!!と叩き切ってやったのである(私はこういったことをしばしばやりたくなるので電話を好まない)。
 数時間後、再び電話すると、面談中とのことでやはり電話に出られないと言う。しかし、先のガッチャ~ン!!に驚かされたためか、今度は時間が空き次第折り返し電話するとのことであった。そして、午後6時頃になって、ご多忙なS氏から電話があったので、A病院との面談日を伝えたが、K病院とも面談するように仰る。差額ベッド以外の選択もあるはずだというので、はなはだ面倒ながら、それに従うことにした。


27日
 K病院に電話をすると、担当者の看護師長氏が田舎のお母さん風の大雑把な感じで話を進め、つまり一方的に日にちと時間を決めて提示された。それがA病院と同日だったので、その旨伝えると、A病院での面談時間から2時間後なので、可能とのことであった。何だかよくわからない面談の掛け持ちとは、考えただけでウンザリしたが、仕方がないので承知した。


28日
 昨日、母が看護師さんから電動ヒゲ剃りを用意するように言われたとのことだったので、ヨドバシカメラのインターネットで注文し、今日の午前中に届いたそれを持っていった。昨日は目が開いていたそうだが、今日はテープで止められていた。話しかける気はないので、ヒゲ剃りを置いて、大柄な看護師のおばさんに、その旨告げると、院内の購買(1階)でも売られている歯を磨くスポンジを用意して欲しいと言うので、『コイツらそれぞれその場の思いつきで言ってやがるだろう?』と内心思いつつ、さっさと買ってきて置き捨てにして帰った。





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Last updated  2015年05月24日 15時58分19秒
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