教育費
2月11日(土)7時40分昨日はテレビで、公立と私立の大学までのトータル教育費の差を取り上げているニュースが目立った。大まかにいうと、多いところで公・私の差は1200万円。それでも、良い教育を受けるために私立へ進路を選ぶ親子の実情なども映し出されていた。 わたしの母は「教育だけが、あなたに持たせてあげられる我が家の財産だから」という人。この影響か結婚後まもなく授かった長男、その3年後の二男誕生時に、郵便局の学資保険(300万円)に加入。子の意思に関わらず、親として大学までの教育の心の準備をした。 思いっきり遊ばせ勉強の”べ”の字もなく、子らがいま何を学んでいるかも知ろうとしないわたし。元気が1番!と小学生時代をそれぞれ見守った。ただ、両親が一所懸命生きても贅沢が許されない家計であることは、子らに伝える。小学校高学年で長男は知識欲・二男は独立心に目覚めたころ、行く先の教育について話題を出す。これが具体的な話になるのは中学後半か。 大学へ行くか?どのレベル(地元か首都圏か)を目指すか?大学へ行きたい、地元から出たいという意思を確認。高校→公立、私立なら特待生。大学→国・公立もしくは私立の特待生。首都圏ならば大学付属の寮もしくはそれに準ずる・・・・我が家にできる範囲の教育方針を伝える。結果的に、この選択肢の範囲でおさめてくれたふたりだが、長男は1浪と2年間の留学・二男は2年間浪人。結局、わが家は3人の子を大学に出した感覚になった。勉強したいという子の意思に親は弱い。親が精一杯頑張り、子もそれなりの方法を考えた結果、国・公立の選択も悪くない結果を出している。ただ昨日の、公立は私立に対してお金がかからないというのは、地元によい大学があり、そこまで一貫して進学できる可能性がある人のみ。地域事情によっては我が家のように、高校の通学費が半端でなく私立並みにお金がかかる場合もある。模試会場・予備校などへの交通費もたいへんだったことを思い出す。 経済格差=教育格差であってはいけないと尾木ママもコメントしておられたようだが、まさにわたしもそう思う。社会が疲弊している今、インターネット使いこなしで情報を得て、教育に関しても時代を乗りこなすチャンスは増えていると思う。子の教育費問題に頭を抱える人も多いだろうが、昨日の公・私立の教育費格差1200万円の数字に負けず、いろいろ調べて、子の能力を伸ばす方向につなげてほしい。 教育は、他人が奪えないこころと頭の財産になるのだから。