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晴 陶 句 読

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2015.10.04
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カテゴリ:「本」の紹介
〇『鼻に挟み撃ち 他三篇』

・いとう せいこう   ・集英社

~以前採りあげた、東日本大震災を描く『想像ラジオ』に次いでの"いとう"本、短編。
タイトルの他 ・(テープお越しの)今井さん ・(日曜画家の)描いた人は ・(LSDの女) フラッシュ 

・「鼻に・・」は、聖橋で演説する"鼻"のはなし(で、イイノカナ?)の四篇。 ・・・小説は難しくて、、、
「鼻・・」~「『ハサミウチ』はゴトーメーセーの最高傑作だと、思いがけぬことを力説し始めていたので

ある。(中略) 終わったものと始まったものとの挟み撃ちであります。(中略)彼らの関与の余地な
く戦争は終わり、戦後民主主義が始まった。八月十五日とは、そういう突然が起った日い゛ありま

す。終戦記念日のみならず、それは突然記念日と言っていい。(以下略)」「三月二十五日。わたし
たちの国では今年の同じ日、日本維新の会が綱領にはっきり憲法改正を書きこんだと発表しま

した。九条を変更して、日本が軍を持つためにです。本来きな臭さとは隠された不穏さのことで
あります。(中略) これではきな臭いどころではありません。はっきり火薬。もろに山火事。憶測と

か忖度とか屈折を通じて慎重に議論を深めていく『嗅ぎあい社会』は、もはやここにない!」などと
鼻を無くした「マスク男」は演説する、、、【なくなるはずのない何かをなくした者は、世界の均衡を

たやすく失ってしまう。そもそもなくしたものがどんな形でどんな機能を持っていたか言うことすら
出来ない。】
・・・小説を引用しては、著者の伝えたい事を逸脱してしまうだろうが、【 】を肝に銘じ
たい!

(読了 2.28  ★ NY動向、一つとっても・・・!)






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最終更新日  2015.10.04 14:37:06
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