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晴 陶 句 読

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2016.03.11
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カテゴリ:俳句&本紹介


五巡目の弥生の空を見あげたる

五巡目のあの日あの地に雪の舞ふ


★    ★    ★


◎◎◎◎◎『子どもたちへ、今こそ伝える 戦争 』

長 新太他 ・講談社

~タイトルは ↑上記に続き『子どもの本の作家たち19人の真実』 と、いう長いもの!!!
長さんほか18人も挙げておきましょう! ・和歌山静子・那須正幹・長野ヒデ子・おぼまこと・立原え

りか・田島征三・山下明生・いわむらかずお・三木卓・間所ひさこ・今江祥智・杉浦範茂・那須田
稔・井上洋介・森山京・かこさとし・岡野薫子・田畑精一!!!

長さんは、3コマ32の漫画、那須・那須田さんは井上洋介のイラスト、立原・森山さんは長野ヒデ子
さんの、山下さんは杉浦範茂、今江さんはお馴染みコンビの宇野亜喜良氏のイラストを添えての、

絵本的『体験談』、篇末プロフィールには各作者の"終戦時"状況も、巻末資料には・楽譜・イラスト解
説・地図・語注・年表を付け。『解説』は柳田邦男氏の「戦争の恐怖を語る意味」。 どれひとつ
とっても、「伝える」と同時に、ここに「残す」ことにした、思考・創造性の"高さ・貴さ"に感服す!!!!!

・・・全員を調べていませんが、今江さんは亡く、宇野さんとのコラボはこれが最後だったのでは?
那須~朝鮮戦争がはじまったのは、小学二年生になってからだ。軍隊を持たないと憲法で決め

たはずの日本に、警察予備隊が生まれ、それが保安隊、自衛隊と名前をかえながら、あっとい
うまに巨大なな軍事組織になった。

長野~1945年8月15日終戦、その秋、四歳。死んだような廃人になって父が帰ってきた。(中略)
ねぇ、井上ひさし作詞の釜石小学校校歌知っている? 歌詞に学校名はなく、愛情あふれ、生き

る根っこがつまっている。この理念で学んだからこそ、3.11の災害に全員生還の奇跡が生
んだのです。(中略) 人の良心を押しつぶす戦争の時代に、ぜったいもどってはいけない! だか
ら『NO WAR! (戦争反対!)は、生きる根っこ』


田島~(略) 敵にとってまだ三歳の幼児も敵なんだ。アメリカはぼく殺そうとした。機銃掃射の弾丸
は、ぼくの前からうしろへと数十センチおきに撃ち込まれ(中略)ぼくのすぐ後ろに一発。(以下略)
(見開きで、「戦争賛成」! のデモ絵、オンナのフトモモには『アベ様 命』のイレズミ!!)

岩村~(略)アメリカ軍はつぎの日に戦争がおわるのはわかっていただろうに、大阪や小田原や岩
国などの年にも残った爆弾を落としていったんだ。むごいことをしたもんだね。(以下略)

今江~体験した人はみなそうでしょうが、(中略)語っておかなければならないと思い、いままでい
くつもの創作の形にしてきました。(中略)避けられない--避けてはいけない仕事であつたと思っ

ています。 かこ~(略)悪化する戦争の裏側の真相を知った(中略)あのおばちゃんが自宅で自
死したと聞き声を失った、(中略)どうして戦争はいいひとを奪ってゆくのか。(以下略)・・・・・

柳田~記憶と記録こそが、戦争と平和について考える原点となるべきものなのです。(中略) 今
の日本は、政治家も外交官も学者も、戦争を経験していない世代で占められています。(中略)

いったん戦争になったら、住民がどのようなことに巻きこまれるかという議論はされません。とて
も危ない時代です。それだけに、この本で語られている(中略・ことを)新しい世代に伝えていくこ
との重要性は高まっていると、私は考えています。・・・・必読を!!!!!







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最終更新日  2016.03.11 16:22:06
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