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晴 陶 句 読

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2016.03.24
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カテゴリ:「本」の紹介


ちいさなゆりと.jpg

★    ★    ★


◎詩集『小さなユリと』

・黒田 三郎    1960・昭森社・完全復刻版2015.5 夏葉社 

~目次が巻末にある、詩12篇、↑のごとく「ファン垂涎の復刻」!! 写真の如く「カバーには、娘ユリ
が描いた黒田の似顔絵を採用し、(本の)材質も当時のものに近づけている。帯を取ると、『1960
昭森社版』(と、装画 黒田ユリ)とあるのが味わい深い。」(6/7「毎日・書評」 ()内ワタシ) 58頁!

本を一回り小さくした、二つ折りした栞的「解説?」~『詩人のひとりごと』荻原魚雷 が、挟み込ま
れている~(1919生)「1948年に結核の診断を受けて以来その後も喀血、結核再発、肋膜炎など

で入退院をくりかえしている。1953年四月には、左肺上葉切除手術、七月には合計四本の肋骨
をきり撮る手術をした。十二月退院--。1955年六月には、今度は妻が結核で入院した。『小さな

ユリ』は、病院を行ったり来たりしていた時期に書かれている。」「『娘を寝かすと、僕は飲み屋へ
出かけた。ひどい父親であった』 たしかに、ひどい。でも、そのひどさを隠そうとしない。深夜に

酔っぱらって大声でユリを泣かす『しょうがないオトーチャマ』でもある自分を詩にする。自らの詩を『
私詩』とよび、日常生活のなかから詩のモチーフをとり、なるべく日常語をつかうように心がけて

いた。」 黒田氏「あとがき」~「ユリを迎えにでたところで、轢かれたのである。預け先で遊んで
いたユリは『よっぱらいがバスにひかれて死んだんだって』とニユースを語っていたという。(略)」

・・・ハヤリ言葉のようで使うのも躊躇われるが『自虐』とかたづけてはならない"人間性"が・・・






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最終更新日  2016.03.24 15:09:39
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