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晴 陶 句 読

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2016.10.14
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カテゴリ:俳句&本紹介

◎◎『モーロクのすすめ 10の指南書』

・坪内 稔典   ・岩波書店 (挿画・装丁 唐仁原教久氏)

~そう、"ネンテン"さんです! 「あんぱん、カバ、柿。これらのこだわりは、自分をわくわくさせる
ための自分への仕掛けである。私は意図的に、度を越してこの三つにこだわっている。」そんな
俳人からの『老人指南書』である。10~・ウソ (方便)-茶化してみる ・オイタ(悪戯)-叱られてみる
 
・ソラ(宇宙)-覗いて見る ・ボヤキ(悲嘆)-溜息をついてみる ・ギョウシ(注目)- 一人になってみる
・ラヴ(片思い)-いい気になってみる ・シュウチャク(変態)-嫌がられてみる ・ウチ(我が家)-振り
返ってみる ・ウロツキ(徘徊)-飛んでみる ・クフ(美食)-長生きしてやる! ・・・どれも『挑戦』的!!

 ・「若い」をほめ言葉として使わないようにしている。(中略) 中年や老年の人をも「若い」と言っ
てほめるのはみっともない。というより、価値観が単純で貧しい。

・俳句って、上手に嘘をつくことですよ。 ・一番つらいというか、それだけは閉口だよ、と思ってい
ることがある。『ここで一句』というせりふだ。(中略) 突然に言われたら困るのである。もちろん


即座に作ることはできる(中略・できたところで)それは目の前の風景のなぞりだ。俳句は風景を
なぞるものではない。眼前にない風景を新しくつくりだすのである。 ・長く禁句にしている言葉が

ある。「がんばる」「若い」「忙しい」の三つ。 ・俳句では自分を表現しない。自分の思いや感動は
二の次、肝心なのは何かをどのように表現するかである。その表現の中にわずか自分が現れ

る。 ネンテンさん歌もつくる~「私の老いの歌」【パソコンやスマホなんぞを楽しんでうまい粥などことこ
と煮る】 【少し食べ少し動いて少し寝て頬杖ついて雲を眺める】・・・・あぁ、同世代・・・

「言うまでもないが、ほんとうは老人には時間がない。一般的に死が近いのだから。でも、その老
年期にあくせくしなくてもよいというのはなんという贅沢。なんという幸せだろう。」・・・同感?

『指南』については本書を! 最後に「あとがき」の一句~【転がしておけ冬瓜とこのオレと


★   ☆   ★

後の月あせりおそれに曇りたり


-昨夜が「後の月」今日は旧暦 9月15日 月齢 14.1、後の月は満月にならないとか!-







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最終更新日  2016.10.14 15:59:20
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