1560323 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

晴 陶 句 読

晴 陶 句 読

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2018.05.30
XML
カテゴリ:俳句&本紹介
​​ ​​
​​『うつぼの ひとりごと』​​

・吉村 萬壱      ・亜紀書房

~著者初見、2003年『ハリガネムシ』で芥川賞。ウェブマガジン「あき地」に連載の第二弾。
 光・傷・水・ゴミ・文字・色・肌・夢・穴・自然・本・お金・・「名詞」篇タイトルの24篇、131頁。

・知的障がいの支援学校の中学部で、17年間勤務した。・どんなテーマも具体性という
一本に絞って書いてきたつもりである。そのため、私のエッセイはちょつと個人的な体臭の

ようなものがきついかもしれない。 ~・東日本大震災の時、家族の絆というものがあた
かも絶対の善であるかのように連呼されたが、現実には良い家族もあれば地獄のよう

な家庭もあるわけで、家族の絆に縛られて死を選ぶ人もいる中で、家を絶対視する全て
の言説には私は拒否反応を覚える。(以下略) ・人間が自己正当化に費やす時間と労

力は膨大なもので、誰でも全力でこれをやっている気がする。(以下略) ・金もかからず
体力も必要としない何か自分だけの楽しみを、無から捻りだすことができれば老後は安

泰である。 ・人生から期待すべき何ものももっていない人は、果して間違っているのだ
ろうか。(以下略)・・・・各篇ごとに頷けさせられる「名詞」群である。

​​☆     ☆     ☆

南天の満月送り明け易し




​​






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2018.05.30 15:27:52
コメント(8) | コメントを書く
[俳句&本紹介] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.