◎◎◎『句あれば楽あり』
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| ・小沢 昭一 ・朝日新聞社 |
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~こんなに"楽しい"俳句本を読んでいないはずだが、忘れているのか?1997発行!だから |
逝去前15年! 「あれはもう 20何年も前のこと(以下略)」とあり、「やなぎ句会」発足当時
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に始り「このところ私、フランキー堺、渥美清と"同期の桜"を失ったったショツク」時の頃までを。
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今や、「句会」メンバーの多くが逝ってしまってるが、その『昭和』をいろどる「俳」味の醍醐味 |
と「遊び心」・自由な精神性・平和への希求は 永遠のもの!! と、あらためて!!!
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「俳句は仕事とちがって楽しいのです。(中略)遊び半分どころか、遊び全部ですから真底 |
楽しいです。」といって憚らない。「どうもあんまり深刻に上達をめざさないところが、当句
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会の真骨頂だと、他は知らず、私はそう思っております。」それでも"ベンキョウ"していて、上 |
田五千石著『俳句塾』等々を採りあげ「私の俳句は"わたくし"が、"いま"、まさに"ここ"に
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在ることの証でなくてはならないと思っています。」と!!!(・・・そこで思い出します先日11/15 |
の『プレバト』で、なっちゃん絶賛のH句【炊き出しや並べば遠き秋の雲】 の「や」「べば」を、
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褒めていたが、いかがなものか「いま・わたし・ここ」でもなく、H外なら秋の雲は高く遠くで |
ショと言われ並んでいるのは誰?夜?体験? と言われそう 追記昨日11/22の「チリ人」句も!)
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小沢氏も「私ごときはどうしても"空に作る""句案にわたる"のでありまして、それどころ |
か、句会でひとに採ってもらえるようにと、ウケを狙いがちなんです。(以下略)」と、反省!!
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巻末近くでは、多くの句友が逝くに思い「深い悲しみを味わうと同時に、死がひとごと |
でないことをも、改めて突き付けられました。」と!!! 【秋風やこの橋俺と同い年】~変哲!!!
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・・そうそう、本文イラストは 大好きな 村上 豊氏! まさに「俳」画! 82歳 ご健在のようで!! |
・・・さらに追記、「発想」は"トベ"ばいいものではない、ツクリモノに感動なく、ウケネライ!
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