カテゴリ:「本」の紹介
『わが陶器造り』
・富本 憲吉 ・里文出版 ~富本が「京都市立芸術大学の前身である京都市立美術大学」で1952年7.24付『未 定稿』として「学生諸君のために講義」を行った時の「書」!!。本書は当時の"ガリ板刷り" のものをそのまま復元し、同時に「活字化」したものと「解説」を併設していて、丁寧且 貴重な永久保存版といえよう!! 「原典」(ガリ板刷)~写真(本書グレー紙質を使用) 390頁 厚さ30ミリ!! 京都市立芸術大学芸術資源研究センター企画 森野昭仁・前崎信也編。 富本・冒頭~「(略)現在の陶磁器の本では役に立たないから自身の考える美を基本 とする陶磁について書く」そして自身の40年間の作陶の苦労を振り返りながら「当時の 日本陶芸の現状に愁い欺くものがあり、この技法書においても心の中にその事を持ち ながら書いてゆく事を明記し、学生も一大決心をもって自分で創りだす陶器の道に研 究の一歩を進むべきである。」と掲げ! 2.陶器造り発達の順序と種類 3.図案 4.陶土 5.成形 6.装飾、釉薬及び彩量の調整と運用 7.釉と彩料その他の運用 8.窯及び燃 料 9.雑、工房その他 10.補遺 11.参考書 と、微に入り細に至り、独立・生計につい てまでも。加えて 当時の 魯山人民藝らをこきおろす、一方でバナードリーチへの評価と 交流譚も。 編集者たちによる 「人柄・講義内容」等々が語られる。 ・・・体験してきた ことなので、引用キリないので、↑「目次」に留めます。 3/3『毎日・(書評欄にある) カバーデザイン』で、菊地信義が「カバーの祖形」! と紹介。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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