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『青嵐の庭にすわる』
・森下 典子 ・文藝春秋 〜副題『日々是好日』物語 とあり、あの映画の原作者が語る撮影現場「日記」とでも! 2021/11 発行。カバー裏惹句〜「作家・森下典子が、映画づくりのプロ集団の現場に、飛び こんだ! 「茶道」について説明しても追いつかない。コトバが通じないのだ。監督もフロデュ ーサーもスタッフ誰一人、道具を見たこともない。撮影まであと五ヶ月、どうしよう・・・。 私は口をパクパクさせている酸欠の金魚になった気がした。… ともあれ、明日から私は、 大森組の一員なのだ。」一章 それは図書館から始まった〜5篇 二章 大森組茶道教室〜 9篇 三章 怒涛の撮影現場〜24篇 四章 映画公開、そして…、222ページ。 各章ともその緊迫感と各「組員」たちの動向の一途さ、「茶道」先生役の樹木希林さんの 堂々ぶりと俳優陣の先天的習得ぶり、一番の緊張は作家という現場の「日々」! どの篇のフセン部分を引用したいが、本書の切迫感を感じていただくためあえて引用しません !!ので 手にとって楽しんでください!! …私、同様もう一度映画を観たく鳴ることウケアイ! 撮影現場写真も4ページ、装画装幀?ということは文藝だと思うが、タイトル下に描かれた茶筅 も可愛く。「おわりに」〜人生と同じだ。渦中にある時は、自分がどこにいるのかもわからな い。けれど、年月が過ぎて距離ができると、それが道のりのどのあたりで起こり、どんなでき ごとだったのか、やっとその姿が見えたくる。ー」!! …そして、希林さんを観たい…!!! (読了・2021/1/17) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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