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ジルコニアの気まま日記

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ジルコニア5519

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天衣無縫傍若無人なトークで、リスナーをはじめ、スタッフと相方すらも圧倒する噛み様『風音様』と風音様をはじめ、ゲストやスタッフが投げかける、どんな球も打ち返すそのトーク力で番組を牽引する『荻さん』がメインパーソナリティーのインターネットラジオステーション『音泉』でNO.1の人気を誇る番組っす↓


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2017年08月12日
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「ここにアスモデウスがいるのだが・・・」
 私達が連れてこられたのは、町外れにある廃屋。
 本当にここ・・・人住んでるの?って思うくらいに汚いんだけど。
 マルコシアスさんに続いて家の中に入ってみたんだけど、今は留守なのかな?誰もいないように思える。
 と、その時だったよ。
 「俺様の家に勝手に入って何のようだ」
 後ろから声をかけられ、そっちに振り返ってみるとね?そこにはどこからか奪ってきたのかな、大きくパンパンに膨れ上がった袋を両手に持っていた。
 その袋を持っていたのは、鋭い目つきで私達を睨みつけてきてる黒髪のお兄さん。
 彼が・・・アスモデウス?
 「また他の民から食料を奪ってきたのか・・・アスモデウスよ」
 「ふん、そんなの俺様の勝手だろう」
 「他のものもホトホト困っている、もうこのようなことはやめるのだ」
 「俺に文句を言うしか脳のない老いぼれが何をしにきた。またそれだけを言いにきたというのか」
 何だろう、ここエデンの人達が反抗しないのをいいことにやりたい放題やってるって感じなのかな?
 「ねぇ、君がアスモデウス?」
 「何者だお前は?そこの老いぼれが連れてきた・・・・」
 アスモデウスはそこで言葉とめ、驚愕の表情を浮かべながらゲティンを眺めた。
 「ゲティン!?何故貴様がここにいる・・・」
 「アスモデウス、わたしは大変残念に思います。まさか貴方ほどのモノがこうしてこのような地で山賊まがいのことを行い生計を立てていたなどと・・・」
 「ふん、そんなの俺様がどうやって生活しようが勝手だろう」
 「何言ってるの。ここに住む皆が君のその勝手な行動に迷惑してるんだよ!?今すぐこの地を出て行くか、真面目に働くか、どっちか選んで」
 「どちらも受け入れられないと言ったらどうするつもりだ?」
 「どちらも受け入れられないというのであれば、実力行使でこの場から追い出します」
 ミハイルの言葉にアスモデウスは何がおかしいのか高笑いを始めたよ。
 「俺様相手に実力行使?笑わせてくれる。随分な自信だな」
 相当腕に自信があるみたいだね、この勘違い君は。
 「久しぶりに暴れたいと思っていたところだ、表に出ろ」
 「なんかいけ好かない・・・いや、むかつく野郎だな」
 荷物を置いたアスモデウスが外に出たからそれに私達も続いて一緒に廃屋の外に出た。
 「さぁ、誰が相手になってくれるんだ?別に俺様は全員まとめてかかってきて貰っても構わないんだがな?」
 自信満々だねぇ・・・
 右手に剣を持ってすんごい余裕の笑みを浮かべてきてるよ。
 さて、この勘違い君にはキツイお灸を据えてあげなきゃね。
 「ねぇ皆、ここは私に任せて貰ってもいいかな?」
 私の言葉にその場にいた全員が驚いた様子を見せたよ。
 「だ、大丈夫ですかセラ?」
 「相手は相当のてだれみてぇだがいけるか?」
 「アスモデウスはキュリオテスの第一の部下だった人物です。それなりの力は持ち合わせております。気をつけてくださいセラ」
 「セラ、お任せしましたわよ?」
 「ふん、この俺様相手に一対一(サシ)で勝負を挑んでくるとはな・・・舐められたものだ。いいだろう、その自信をへし折ってくれる」
 そう言ってから彼は早速戦闘開始させたよ。
 地面を強く蹴って飛び込んできたアスモデウスだったんだけどさ?
 なんかね?こっちに向かってくるスピードも私に対して振り下ろしてくる剣のスピードもそんな対したことないように感じるんだけど?
 まずは手始めに様子見ってことなのかな?
 軽くアスモデウスの剣を捌いてから彼に一撃を加えようとしたんだけど、私の攻撃をバックステップで避けたアスモデウス。
 でも、私の攻撃は完全に避け切れなかったみたいで、彼の胸部に大きな傷が作られ、そこから血がポタポタと滴り落ちて地面を汚していく。
 手に持ったゴッド・オブ・デスを強く握りなおしてアスモデウスへと攻撃をしかけると、彼は私のスピードについてくるのに精一杯の様子で、最初は捌いてたんだけど、次第に避けることも攻撃を捌くことも出来ずに、私の攻撃を直で受けだしたよ。

 第48話 これが私の力? その1.終わり
              その2.へ続く





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最終更新日  2017年08月12日 00時11分45秒
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