頂上よりも絶景場所は他にもある ~ 三方分山
富士山の周りを取り囲むようにある山はどこを登っても雄大な富士の姿を臨むことができる。なので、そう何度も行かなくてもと思いながらも、同じ方向から見るのであれば、別に違う山でもええやんと思いながらも、やはり登ってしまう。今回もそうした思いがあるにもかかわらず、懲りずに登って眺めてきた。三方分山(さんぽうぶんざん)、妙な名前と思ったが、そもそもは山頂から均等に三方向に向かって張り出している大きな尾根が、かつてあった3村(八坂、精進、古関)の境界線になっていたことから、この山名になったらしい。まあ、由来はともかく、精進湖湖畔にある駐車場(他手合浜駐車場)に車を停めてスタート。丁度日の出前に到着。ダイヤモンドでなくても、逆さ富士もあいまっていい時間だスタート地点は、駐車場からすぐにある。目指す山の標高は1,422mと低山ではあるが、スタートの精進湖の標高が911mと、実質300mくらいなので登りごたえのない感じだが、富士山の雄大な姿を堪能するのが目的なので、まあ標高差は目をつむるとして、登っていく。コースはパンラマ台経由時計回りか、女坂峠経由反時計回りになるが、今回はパノラマ台経由で行くことにした。落ち葉が多いくらいで、傾斜も緩く登りやすい。1時間ほどでパノラマ台に到着。何度見ても素晴らしい。写真を撮るにも逆光なのでそこは設定に悩まされるが、その雄大さには言葉を失う。「ハ」ノラマ台になっているが、御愛嬌。眼下には樹海が広がる頂上真上に太陽。逆光がきついが、これはこれで絵になる次に向かう三方分山その後、三方分山へ向かう途中に南アルプス展望所(標識はないけど)があるが、天気がいいので、八ヶ岳から甲斐駒・・・と名だたる南アの山々を見渡すことができた。右に甲斐駒、左に仙丈ケ岳お目当ての三方分山頂上は、パノラマ台と違い頂上付近は開けておらず、南東方向に少し開けたところがあるのでそこから眺めることができる。標識側の展望はないが、振り向けばこの角度からのみだが、絶景を見通せる滞在時間10分程度で、女坂峠経由で下山した。手前に大室山。子抱き富士という構図らしいけどにほんブログ村