はっぴーふぇいす

　この数日やっと夏本来の暑さが到来したようで
毎日起きぬけからうだるような蒸し暑さにやられております。
　
　毎晩エアコンのタイマーが切れるとともに
暑さに弱いオトコの徘徊が始まり、夜中に何度も起こされては
その時々の欲求にヨレヨレになりながら応える母であります。

　なので、昼間はただもう暑さとダルさと眠さに気が遠くなり
いつも薄ボンヤリとしています(恥)。
　
　夫が見かねて精がつくように焼肉用の肉でも買ってきて
ウチで焼肉をしようか、といってくれたのですが
トシのせいか『焼肉』の二文字にも反応しない老体になっていて
とにかく何もしたくない有様です。

　
　かなくんはこのところ少しずつ発作が増えていて
それに加えて今日は夕食が終わった後にいつもよりも
少し強い発作がありました。

　発作自体は軽いもののようなのですが、時間がいつもより長く
３分くらいはあったような感じでした。
　本人もいつもより辛かったようで、発作の中ほどから辛そうに唸り
涙をこぼしていました。

　
　この２ヶ月、薬の量を変えていないので、そろそろ増量の時期かな・・。
水曜は１ヶ月ぶりの外来なので、主治医に相談してくるつもりです。

　
　涙をこぼしながら顔を歪めて発作に耐えるその顔を
今では冷静に直視して、時間を計ったり、いつもと同じような発作か
見極めたりできるようになりました。
　
　でも慣れたわけではありません。
　　慣れるつもりもありません。


　
　少し話は変わりますが、今日は広島に原爆が投下されて
６２年目の日でした。

　毎年、広島と長崎の原爆投下の日には、テレビのスイッチを入れて
投下の時刻に黙祷を捧げるようにしています。
　
　まだ朝だというのにうだるような蒸し暑さの中で、今朝も私なりに
黙祷を捧げながら、６２年前もこんな暑い日だったのでは・・と思ったりしました。


　今朝はかいくんもテレビを見ていて、何となくテレビに見入っていたようなので
ごくごく簡単に原爆のことを説明してみました。

　「もし、今ばくだんが落ちてきたらさぁ。
　　　ボクは足が速いから走って逃げちゃうよ」

　その屈託のなさに平和を感じました。
とても大きなばくだんだから、どんなに走っても走っても逃げられないよ、
そういうとびっくりしていました。


　その時かなくんは夜中に何度も徘徊していたせいで
もうすぐ保育園に登園しなければいけないというのに
ちょっと目を離したすきにウトウトとまどろんでいました。

　私の子供たちはとても平和な中で生きているんだ、と実感しました。
もしも今本当に原子爆弾が頭の上で炸裂したなら、私はこの子達を守りきれない。


　原子爆弾が落ちてこないまでも、日本が戦争に突入したとしたら
まず一番先に思うことはかなくんの薬は今までどおりきちんと手に入るか
何かあったときはすぐに病院を受診できる体制になっているんだろうか
ということです。
　
　薬を絶対に欠かすことはできないかなくんだから、薬のことが一番心配です。
そう思うと戦時中多くの薬を欠かすことのできない方々は一体どうしていたのだろう
ということを考えると暗澹たる思いになります。

　
　平和だから医療もきちんと受けられるし、心配することもない。
医療に限らず今のこの生活は全て平和の上に成り立っていて
平和でなければ継続は不可能なんだなぁ、と改めて思った今日でした。


　なんだか柄にもない内容の日記になりました(恥)。
でもかなくんの発作を目にして、今は私のやれるだけのことを
かなくんにしてやれているこの日常が、当たり前のようでいて
当たり前のものではないことが、少し怖いのです。

　
　政治とか外交とか難しいことは私には分かりません。
でも、何をするにも平和が一番、ということは分かります。

　自分の子供たちを守りたいがために平和を願ってはいけないですか？
人間がいる以上はその数だけいろいろな思惑や思考があって当然だけれど
『平和』ということに関してだけは何人たりとも、同じ想いであってほしいと
切に願っています。


　なんだか大層な日記になってしまいました(汗)。
深夜のちょっぴり大袈裟な独り言でした。