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カテゴリ:本に親しむ
「ランダムな世をロジカルに生きよう」との帯の宣伝が良い。
著者は1967年生まれの数学者。統計学教授とは 別にアマチュアミュージシャン、コンピュータープログラマー、 即興コメディ・パフォーマーといった顔も併せ持つことからも 本の内容にもバリエーションが‥‥。 最近は確率統計学がそこいらじゅうで幅を利かせている時代。 ちょっとしたことを確率統計で考えられるのと、考えられないのでは 大違い。 本書では身の回りにある問題について、いくつもの面白い エピソードを楽しみながら、読み進めることができる。 なかでも、「ランダム」に対する考え方が面白い。これほど いろいろなところで使われ、これほど奥が深いものだとは‥。 他、モンティホールの問題は感覚的にはどう考えても、 そんな訳がないと一刀両断で裁いてしまうが‥‥。実は違うと いう条件付確率の問題。 なにしろ、たくさんの数学者が間違っていると考えたという いわくつきの問題なので試してみる価値は十分にある。 ウィキペディア「モンティホール問題」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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