カテゴリ:経験したこと!
連休最後の日の夕方、ある自動車学校の待合室のソファーに座りテレビを見ていた時だった。
隣に座った同年代の人が話し掛けてきた。 お互い作業着だったので、声を掛けやすかったのだろう(笑)。 聞けば、大型二輪の免許を取るために通っているとか。 今は、400CCのバイクに乗っているが、長年の夢であった大型二輪に乗ることを奥さんが漸く許して?くれて、今週末、な、なんと、ハーレーの1600CCを業者が自宅に持ってくるという。 まだ、免許も取ってないのに(笑)。 こんな話を聞くと「羨ましい~~~」と、つい言いたくなる。 バイクの話のついでというわけではないが、先日会った人は自家用機を持っていると言うから驚いた。 セスナか何か機種は忘れたが、5、6人での共同購入とは言え、羨ましい話だ。 そう言えば、共同でヨットに乗っている人がいたが、その人は、仕事よりただひたすら余暇を楽しんでいるようだった(笑)。 人それぞれ生き方があり、仕事が生きがい、仕事が趣味でも構わないと思う。 他人がとやかく言うことではない。 私の場合、仕事、仕事で生きてきたのは確かだが、生き方とか趣味とかの以前に、身体を動かしたいという気持ちが強い。 たまに映画を観て、本を読み、身体を動かすのは歩く程度・・・トホホ。 馬鹿力だけが自慢で体力には自信があったが、頚椎のヘルニアになって手術をして以来、全く自信が無くなってしまった。 足腰ガタガタで走れないので、草野球とか登山は難しく、誘われても断っていた。 しかし、身体の不自由な方から見れば、余りにも贅沢な悩み?みたいなもの。 贅沢とは分かっていても、今やらないと、よく言われる『像の鎖』のように「やれない」と自分自身で決めてしまっている気がする。 ・・・ちょっと、大袈裟だが(笑)。 さて、それなら何をやるか?。 羨ましい、羨ましい、と言っていても、始まらない。 そうは言っても、飛行機、ヨット、とても手が出ない。 そんな時に、高速を走っていたら、ハーレーを見てしまったわけで・・・。 金欠なので、これまた手が出ないが、その前に先ずは免許がないと、と思い立ったが吉日、気が付けば日曜日の自動車学校入校式に出ていた(笑)。 周りは、オニイチャンやオネエチャンばかり。 横浜に行くのを止めてまでして、俺は何をしているのか?(笑)。 入校式、適性検査、と続き、最後は1時間だけ「大型二輪」の技能実習。 今の我がままで言うことを聞かないこの身体で、果たして大丈夫か・・・なんて考える暇もなく始まってしまった。 インストラクターが遥かに年下なら、私の他の生徒は子供のような若者が数人(笑)。 最初は、750CCのバイクを押して行き、一度倒して引き起こし。 足腰ガタガタと言っても、こんなものはヘッみたいなもので、ヘルニアになる前だったら、片手で起こして肩に担いで、スキップしていたかもしれない・・・なんて、できる訳はないが、まだまだ余裕。 ところが、跨いでみると足の悪いのを改めて実感。 まずいな~~~、と汗が出てきた。 左から乗るのは問題がなかったが、途中右へ降りろと指示が・・・。 やばい、悪いほうの左足が言うことを聞かない。 足が上がらない・・・いや、ただ単に短いだけか?(笑)。 仕方がないので、左手をハンドルから外して、その手で左足のズボンを掴み上げようとした・・・。 その瞬間、あっと言う間にバランスを崩し、それでも、歌舞伎役者のように片足でオットットット、とケンケンしながら・・・なんて、出来るわけはなく、文字通りもんどり打ってひっくり返ってしまった(泣)。 それでも、百戦錬磨?の鍛冶屋の息子。 何も無かったかのような表情で、バイクをヒョイッと起こしたまでは良かったが、前輪ブレーキのレバーが折れていた(泣)。 これはまずいと思っていたら、何も言わずにバイクを換えてくれたのは、有り難かったですね。 私も肘当てをしていたので、ケガもなかったですからね。 それから、漸くエンジンを掛け、ゆっくり20mほど走らせて、元に戻るの繰り返しで、アッと言う間に1回目が終了。 汗というか冷や汗というか、流れる汗が我が肉体を物語っていましたね。 ちょっと、ショックでした。 そうは言っても、遣り始めたものは最後まで遣らないとですね。 2回目の時に、冒頭のハーレーを買う人と一緒になったのだが、この回からコースの外周を走らせてくれて、やっと一息。 これで分かったのは、ギアを変えるのに左足は問題はなく、右もブレーキを踏むのに問題がないこと。 大袈裟に言えば、神様がギリギリのところで私を助けてくれた、こんな感じですね(笑)。 そして、2回目も無事終了。 スケジュールの関係で、なかなか続けて通えないと思うが、何とか11月の末までには、終わらせたいですね。 それにしても、零細企業ながら日頃「社長、しゃちょう、シャチョウ」と煽てられ、いつしか錯覚していたのかもしれませんね。 インストラクターが遥かに年下なら、生徒は子供のような若者が殆んど。 そんな中に身を置くと、ただのオヤジ、ただのオッサンでしかありませんから、丸裸にされた気分(笑)。 たまたまいた同年代の人も言っていましたが、こんなこと、こんな刺激はなかなか味わえません。 今の自分を知る良い機会ですし、初心に帰る良い機会かもしれませんね。 それではまた。 若い頃、ハーレーではなくモンキーに乗っていたことがある。 走っている姿を見て「森のくまさん」と言われた。 そんなに可愛くはないが???。 クリックしていただけると励みになります!!! オガチは、落ちても落ちても飛ぶのを諦めない鳥! 夢を諦めるのは早すぎるぜ! 『オガチの会』無意味に熱いバカ男バカ親父+違いが分かる粋な女たちの会! 『敗者復活戦』の物語を初めから読みたい方は⇒こちらへジャ~ンプ! 会社のサイトです。 こんな仕事をやっています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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