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テーマ:海外生活(7783)
カテゴリ:イタリア生活
というタイトルを付けたけど、決して、評判悪いイタリア郵便事情に関する苦情ではない。そう思った人、いたでしょう?
私、イタリア郵便にはあんまり困らせられたことないんだよね。 郵便ポストにじゃなくて窓口で直接出すと、確実に届くというので、窓口に直接出しに行ったにもかかわらず、航空便がブラジルに1ヶ月以上経ってから届いて、ブラジルの友達に「イタリア郵便はブラジル郵便よりヒドイね」と言われてしまったり、速達で出したのが普通便で届き、逆に普通便で出したのが速達として届いてしまったこととかあったけど。そのくらいの被害ならかわいいものじゃん。ちゃんと届いたんだから。もっとヒドイ話、いっぱい聞くもん。 先日、義兄イーゴルから、「親父のところにお前当てに書留の不在通知が届いていた」と電話があった。 夫の父親は現在、O市でひとり暮らし。 元々家族は皆O市のこの家で暮らしていたんだけど、5年前の数ヶ月内に、夫が家を出、義兄たちが結婚して家を出、義母も離婚届けを叩き付けて家を出た。 イーゴルの家に例の不在通知を取りに行くと、日付は数日前。 数日前に届いていた書き留めの不在通知を、本人に知らせることなく放っておいたような父親だから、どうして義母が離婚したかちょっと分かってもらえるような気がするけど、ちなみに離婚の理由は、父親の酒乱、その他諸々。酒が入ると無意味に妻に暴力を振るう。自分が稼いだ金を家の生活費として妻に渡す割合が時を越えるごとにどんどん低くなり、最後の方はほとんど全部自分の酒とタバコ代にしてしまっていた。おかげで末っ子の夫は高校中退せざるを得なくなる。 こんなわけで、夫の父親、子供たちとも仲が良くない。 だから、普段は誰も父親を訪ねて行かないんだけど、たまたまイーゴル、この日は実家に用があって行った。で、その不在通知を見た。 イーゴルが行ったから良かったけど、行ってなかったら、あの不在通知、今もまだ放っておかれていたかもしれない。 さて、早速翌日O市に住んでいる義母のパートナーのミケーレに郵便局に書留を取りに行ってもらう。 律義なミケーレ、早速うちに電話してきて、P市からのゴミの今年分の税金の振込用紙が入っているって報告してくれた。 P市からのゴミの税金収集?? O市の夫の実家に届くか?? 夫は1999年、O市からP市に住所を移している。その後、2003年4月に私たちはP市から今のC市に移った。その都度、ちゃんと住所変更の手続きも市に出している。 で、どうして、その前住んでいた家に対するゴミの税金が、夫の実家O市に届くわけ?? すっごい謎じゃない?? そういえば、数ヶ月前にも税務局から夫に来ていた手紙、やっぱり父親のところに届いていた。 どうしてなの? 夫、ちゃんと今の市に日本で言う住民票を移したのに。ちなみにイタリアでは日本みたいに本籍と住民票が違う住所にあるということはない(そもそも住民権はひとつしかない)。だから、こういう公的なものが過去の、しかもかなり過去の住所に届くというのはおかしいと思うんだけど、実は結構ある。 銀行はいつもこの辺間違える。 銀行には通帳というものがないものだから、3ヶ月ごとに取り引き内容が家に送られて来る。 夫は前、O市に口座を開いていたけど、P市に引っ越した際、口座をP市の支店に移した。 そしたら、当然、銀行からの取り引き内容がプリントされた手紙や、その他の取り引きの手紙はP市に送られて来るべきじゃない? だけど、いつまでもいつまでもO市に届いていた。 しかも、笑えることに、P市のアパートの家賃の引き落としのレシートまで毎月O市に届いていた。 数ヶ月後にP支店に苦情を入れた夫。目の前で住所変更の手続きをしてもらったはずなのに、効果なし。銀行からの郵便物は、相変わらずO市に届いていた。 再度苦情を入れて、また目の前で住所変更の手続きをしてもらって、ようやく銀行からの手紙がP市の家に届くようになった。 が、相変わらず家賃のレシートだけはO市に届いていた。 もう勝手にして・・・。 と済ますわけにも行かないので、家賃担当の人と直接話しに行って、ようやく晴れて家賃のレシートがP市に届くようになった。 その後、今のC市に引っ越してきて、C市の支店に口座を移したんだけど、今回は不思議と、一発で住所変更手続きをちゃんとしてもらえた。そう、ここまで来るともう、不思議、なんだ。普通ならそれが当たり前なはずなんだけど。 が、落とし穴があった。 今住んでいるC市の家を買う際、不動産屋の都合で、O市の支店でローンを組んだ。もちろん、引き落としはC市の支店からだけど。 ローンに関する通知が、P市に届くんだ~。いまだに~。もうP市には住んでないってば~。 どれも同じ銀行の支店なんだから、うちの住所くらい分かるでしょうが~!!! DMとかなら別にどの住所に届いたって構わないけど、大切な通知くらい、ちゃんと現住所に届けてもらいたい。しかもね、住所変更してもまだ前の住所に届くってどういうことなんだろう? あんまり怒らず挫けずこういう他人の間違いを修正していかないと、やってられないよ、イタリアでは。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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