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カテゴリ:洋画
変なマスクを被ったヤク中男が啓示を受け、自身による新たな聖書の口述を監禁した女に筆記させる…その裏にはという物語を限りなく小規模チープに描き、DVDジャケにはストーリーがオチまで全部書いてある始末。マグダラのマリアがどうたらとヤク中男がほざくのでキリスト教の知識がない方はますます置いていかれること必至。画面よりはましな悪魔崇拝的な歌詞と雰囲気の音楽に助けられている。
以下、自主R指定。 信仰が違えば何がタブーとなり、フェチシズムの対象となるかも異なるもので本作がクローズアップするのは磔刑のキリスト。これがフェチの対象になると監禁された女性達が十字架にかけられるということになり、タイトルでもそれをやたらと見せているように本作の見所のはずが…これが全然気合いが入っていない出来(笑)。顔立ちも平均に劣る女性陣が野外で下着姿あるいは下だけで十字架に固定されて悲鳴をあげるでもなく、逃げだそうともがくでもなく、ぶーたれた顔で棒立ちになっているだけという珍妙な図が並ぶ。 なぜ気合いが入っていないかと断定できるかというとDVDには「十字架の女たち」なるボーナスムービーが入っておりましてそこに十字架拘束画像専門サイト(笑)からの画像が紹介され、これが映画関連の画像と出来が違う。 モデルの女性の美形度、脱ぎっぷりもさりながら縛り方も映画本編が地面に足が着いていた形なのに対し、縦棒に足首を縛り付け、足が地に浮いた形とモデルの協力もまさに段違い。横棒の手首の縛りもすっかり手を横にのばした形で固定するのでなく、腕の可動度に余裕をもたせて拘束することで棒立ちではなく身体がしなり悩ましく見えると構図も計算されている。白い裸身に血飛沫散らせたり、十字架背負って歩かせたりとアイデア度もこちらの方が優っていたりする。こういうあくまで限定されたシチュエーションを描くフェチの世界にもこれだけ歴然としたレベルの差はあるもんだと映画よりこの特典画像にはなはだ感心させられた次第。 参加しております。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年08月02日 14時27分29秒
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