新世紀活動大写真

２７日に女子プロレスＪＷＰの道場マッチへ。
現住所、道場のある足立区民は千円ということで引っ越してきた昨年から気にはなっていた。
が、これまでの観戦履歴が全女系（及びＪｄ）中心だったがゆえに、また今年頭の井上京子対豊田真奈美まで女子プロレス熱再燃に至っていなかったがゆえになかなか日程もあわず、本日ようやく夏のラストイベントとして行ってきました。

行ってみると何と自転車で十分かからない距離。受け身の音が外に響き、小気味がいいです。
道場の中の壁に面したリングには客席は二面のみ。しかもまるでセコンドのようにリングに肘ついての観戦も可というという生まれて初の至近距離。

場内ではカレーやら焼鳥やら梨やらと選手達が売店業務も。道場の壁に故プラム麻里子選手の遺影があるのがじんと来ます（男子の橋本選手の写真も）。

この日の全三試合は道場マッチならではの特別ルールばかり。試合結果は以下の通り（ＪＷＰオフィシャルブログから）。

■8月27日（日）ＪＷＰ道場マッチ 13:00～

▼(1)２フォールカウント・シングルマッチ　　１/２０
○米山香織（７分４６秒、後方回転エビ固め）ＫＡＺＵＫＩ●

▼(2)「ｈｅａｔ＆ｃｏｏｌ・カキ氷ブレイク！」　　１/３０
○倉垣翼（１０分２８秒、ラリアットから片エビ固め）ＥＣＯ●
ルール：ロープブレイクすると強制的にカキ氷を食べさせられる。

▼(3)「びしょ濡れ注意！」テキサスプールサイドＤＸ　イリミネーション６人タッグマッチ　　３０分　　
日向あずみ＆阿部幸江＆中島安里紗vsコマンドボリショイ＆春山香代子＆電波仮面・女ッスル
○日向あずみ（１９分００秒、水没）コマンドボリショイ●
退場順＝春山香代子、中島安里紗、阿部幸江、電波仮面・女ッスル

ルール：フォール、ギブアップを取られた選手を２０カウント以内にプールに落として失格にする。また、２０カウント以内に他の選手がプールに落ちれば、その選手も失格となる。逃げ切れたら試合続行。

第一試合はこの団体ならではの２カウントフォールマッチ。
アピールしておきながら、いきなり押さえ込んだり、終盤では押さえ込みのみの応酬となんかかつての全女の新人の試合みたいな展開も。

第二試合はブレイクした選手はかき氷を口に押し込まれる。
最初は試合前にひとすくい味見するＥＣＯ選手、「練乳がいい」など余裕をかました倉垣選手も試合が進むと…レフリーのテッシーも口に押し込まれてました。

第三試合六人タッグともどもルールを見るとおちゃらけ的だが、今や女子ﾌﾟﾛ最古参団体のJWPだけに試合展開の早さ、技術の確かさはさすがで第二試合のようにかき氷を押し込まれ、キンキンする頭を叩くジェスチャーなど笑いの部分との落差がまた楽しい。プールサイドでの落としあいも六人の押し合いあり、騎馬戦有り、阿部ちゃんの超音波ありと展開に工夫があり、観る者をあきさせない。道場マッチの観客席の近さか、おっちゃんの飛ばすヤジに日向選手がふいてしまうなんて場面も。

追記＝なんであんなに日向選手が反応しているのかと思いきや…ＪＷＰブログを見たら

昨日は道場マッチ観にきてくれた方、ありがとうございました(*^_^*)

試合中におじさんが「鼻のでっぱりをとれ」みたいな事を言うから、てっきりほくろの事だと思ったら、ボリショイさんの鼻の事だった(;^_^A
落ち込んで損した( -_-)

とのことでした。

ただし、かき氷にしてもセコンドがリング上にこぼれた氷はマットが滑らぬ様にすぐに拭いて、安全上の配慮にも手落ちがなかったことに感心したことも書き添えておく。

試合後の全選手との記念撮影ポラは試合で使ったプール内で。
なんと客もプールに容赦なくひっくり返される。どうやら夏のお約束で常連の人は着替え持参で来ているから自ら頭から全身つかる人も。自分はできればこのあと、出かけたいと用心していたものの立て膝の状態から春山選手に引っ繰り返され、後ろに受け身。着替え無しで股下から下やら背と胸がぐっしょりで自転車こいで家に帰りました。

なお、試合後には電波仮面・女ッスルから所属全選手のサイン入り色紙を買い、ポラとは別に阿部選手と写真撮ってもらいました。もう何年前になるのか、阿部選手のいたＪｄはなぜか昔ちょこちょこ足を運んでおり、当時はメインで生え抜きでない井上京子とライオネス飛鳥がベルトを巡り、シングルで戦うなどちょっと不思議な空気の団体ではありました。その時に在籍していた阿部選手があれからウン年、移籍先の団体の縮小、解散を経て、新人中島選手共々、ＪＷＰ入りするとは御本人もでしょうが、観客的にも全然夢にも思っていませんでした。人生先はわからんよなぁとちょっと感慨も。ＪＷＰで頑張ってほしいです。

いやぁ、でも本当に楽しい興行でした。