新世紀活動大写真

本日はフィルメックス最終日だが、その前に鶯谷へ。

映画祭と重なり道場マッチへ二回連続行けなかったＪＷＰ観戦。

日向選手タイトルマッチやジュニア王座トーナメント一回戦もありましたが、
一番の目当ては阿部幸江選手対輝優優選手のシングルマッチ。

輝選手が植松選手と保持するタッグ王座への挑戦権を懸け、
両チームで四試合のシングルを行ない、阿部選手あるいは
パートナーのKAZUKI選手が一試合でも勝ったら挑戦できるのですが、
先立つ大会で二人は残念ながら連敗、しかもKAZUKI選手はその試合で骨折というピンチ。
どうする阿部ちゃんというシチュエーション、これは普段は後楽園ホール観戦主体の
自分も駆け付けねばなりますまい。

で、いってきました、実は初の東京キネマ倶楽部。すぐ終わらせると豪語する輝に阿部ちゃん、
今年観た試合の中で最も気合いが入っており、ヴィクトリーAであわやという場面もありましたが、結果としては破れる。

が、ここから急展開が。この敗戦とKAZUKIのケガを理由に挑戦権に値しないと憎々しげに言い放つセコンドの植松に対し、今ここでやってやるよと迫る阿部ちゃん。いや、準備してないし、これから一時間かかる越谷だから、そんな下に水着着てたり、ベタな展開ないんだよ、と徹底的に拒否する植松。

が、輝が、ぼそっと受諾し、ゴングを要請。なんと阿部ちゃん一日二試合！
輝に阿部ちゃんをコーナーにつめさせてその間にジャージの胴回りを締め、準備体操をし、靴ひもを結ぶ植松。
顔面ウォッシュ、椅子での殴打、場外での鉄柱とラフ攻撃にいたたまれない悲鳴をあげ続ける阿部ちゃん。

輝の介入に腕骨折のKAZUKIも要所で入る。

植松がいらだち、エプロンに立つKAZUKIに｢こっちの腕も折ってやるよ｣とロープをはさんでのアームブリーカーを仕掛ける。そのKAZUKIの右腕が手首から抜け、植松が悲鳴をあげ、動揺するところをまるめこむ阿部ちゃん。

なんと偽の手首でありました。

マイクを握る植松、｢お前等、何しにJWPに入ったんだ。(マットを指差し)どこがピュアハート、ピュアレスリングだ、Jd時代のネタ使いやがって｣。

ともかく12月24日の後楽園、タッグ挑戦決定。阿部ちゃん、KAZUKI選手おめでとう！



その他の試合、ジュニア一回戦は希月あおいちゃん、JWP所属として負けられない中島選手がそれぞれ、浦井選手、小林選手から勝利。

浦井選手のコスチュームは既視感あるよな、と思ってましたがダーティペアに思い当たる。

アイスリボンなどでバックストーリーを知り、あおい選手がジャンピングラリアットを出すと何だか嬉しくなる。

中島選手は体格的に勝る小林選手をくだす。ベルトまで二試合。心情的に一回戦から勝ち上がるこの二人の決勝を見たい。

第三、四試合は前述の通り。阿部ちゃんの二試合。悲壮な試合が一転、笑いで終わる。ゆるいマイクも愛敬。植松選手のマイクもさすが。

五試合目はボリショイ、ECO、豊田組対倉垣、春山、米山組。倉垣、春山の二人がかりの攻撃がすごい迫力。ボリショイ選手の受けもあってだが。バックを取ったボリショイ選手が頭をつかまれ、そのまま前方へ投げ捨てられる様はびっくり。存在感では豊田選手は頭一つ上。この試合以外は全試合シングル、仕方がないが六人タッグはもったいない気も。

試合後、倉垣選手、場内のカルロス天野を呼び込み、シングル決定。天野の挑発に対し、｢こっちが血塗れだぁ｣とマイクし、場内を波立たせる。

メインは豊田選手から奪った日向の初防衛戦、Leonを破る。
やはりどうしても観ていて日向が負ける気がしない。

試合後、日向が後楽園での防衛戦、NEOの王者・田村様の挑戦を求める。決まれば大一番。


以下、公式ページから。

■11月26日（日）東京キネマ倶楽部 13:00「ＨＥＡＴ　ＵＰ！」

▼(1)ＪＷＰ認定ジュニア王座決定トーナメント１回戦 30分1本勝負
○希月あおい（７分１３秒、旋回式ダイビングボディプレスから片エビ固め）浦井百合●

▼(2)同トーナメント１回戦 30分1本勝負
○中島安里紗（７分４２秒、キューティー　スペシャル）小林華子●

▼(3)シングルマッチ 30分1本勝負
●阿部幸江（７分３０秒、ヨーロピアンクラッチ）輝優優○

▼(4)シングルマッチ 30分1本勝負
※輝のセコンドについていた植松に対して阿部が対戦を要求して急遽試合開始
○阿部幸江（８分３１秒、ウラカン・ラナ）植松寿絵●

▼(5)６人タッグマッチ 30分1本勝負
●コマンドボリショイ,ECO＆豊田真奈美（１８分４６秒、ラリアットから片エビ固め）○倉垣翼,春山香代子＆米山香織

▼(6)JWP認定無差別級選手権試合　６０分１本勝負
○王者：日向あずみ（１９分３秒、みちのくドライバーIIから片エビ固め）挑戦者：闘獣牙Ｌｅｏｎ●
※王者が初防衛に成功。