テーマ:海外生活(7798)
カテゴリ:言葉あれこれ
さてさて、本日はインドネシア語のお話。
「同じアジアなのに、全然違うね~」というコメントを頂き、 私も「こいつら、なんでやねんっ」といつも思い、 共通点なんか、これっぽっちもないやんかーっ!と吠える日々ではありますが、 実はいっぱいあるんですよ、日本との共通点。 今日はその1つ、 「ことわざ」 についてご紹介します。 1、 Mata ganti mata, gigi ganti gigi (マタ ガンティ マタ、ギギ ガンティ ギギ) (目には目を、歯には歯を) とても有名な言葉ですよね。 mata は目、 gigi は歯です。 まあ、これはコーランの一説が日本に伝わったのだから、同じで当然ですね。 2、 Bagai anjing dan kucing (バガイ アンジン ダン クチン) (犬猿の仲) でも、本当は 「犬猫の仲」なんですよ。 anjing は犬、 kucing は猫。 先生に「どうして犬と猿なの?」と聞かれ、昔のおとぎ話を説明したんですけど、 本当になんで猿なんでしょうね~(笑) 私も犬と猫のほうが一般的だし、分かりやすいと思うんですがいかが? 3、 Sedia payung sebelum hujan (スディア パユン スブルム フジャン) (転ばぬ先の杖) 日本人は昔旅をする時に、杖をよく使ってたんでしょうね。 インドネシア語では、 「濡れぬ先の傘」とでもいいますか。 paying は傘、 hujan は雨。 乾季はまったく大丈夫ですが、雨季になると毎日毎日、飽きもせず雨が降ります。 必ず降るけど、いつ降るか分からない。だから傘を持っていよう・・・ ふんふん、なるほど。 でも実際のところは、金持ちは車、バイクの人は雨合羽、ちょっと歩く時は傘小僧、かな。 (ゴルフ用の大きな傘を差してくれて、1回いくらって払うんです。貧しい子達の現金収入の1つ) そもそも、将来予測能力が極端に低い国民性ではありますが、 確かに雨季は、みんな折畳傘をちゃんと持ってるな~ ビーチサンダル持参の人もいたりして。 できればお金も、この心意気で将来に向けてちゃんと貯めてほしいもんです(笑) 4、 Waktu adalah uang (ワクトゥ アダラ ウアン) (時は金なり) さすがにこのことわざは信じられない! うそでしょ? インドネシア語にあるなんて! 「ゴム時間」と言われるインドネシアの国民性に、あまりにミスマッチなこの言葉。 個人的には 第二次世界大戦中、一時期占領してた日本軍が教えたものだと思います。 前の運転手に「日本では、こういう言葉があるんだよ」って言ったら 「うんうん、知ってるよ~」と言ってました。 が、彼は平気で遅れてきました。 「インドネシアはゴム時間なんでしょ?」 と言った時は 「そうそう♪ ニョニャ、よく知ってるね~」 と嬉しそうでした。 あかんな。 たまに???と言うのもありますが、 こういう共通点があると、とても親しみを感じますよね~♪ 他にもまだまだあります。 また順次ご紹介していくつもりです。 (いらんって言わないでっ) バリやジャカルタに来た時に、ちょこっとしゃべってみたら、 「おっ?この日本人、やるねぇ」って思ってもらえるかもよ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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