カテゴリ:星・天文
8月号は、選に漏れた月刊天文、9月号では、再び載せてもらえた。
もちろん、入選が目的で天体写真を撮っているわけではないが、太陽などの継続観測 の場合、ともすれば、単にDVテープの山を作るだけになってしまいがちである。 毎月の応募ということになれば、いやでもテープを起こし、その月の太陽面の変化を 確認し、PCに取り込み画像処理をし、1枚ないしは数枚の写真に、リポートの感覚 でまとめることになる。 これにより、継続観測の「結果」を残せることになり、ルーティンとして、観測を 継続するモティベーションを高めることが出来る。 事実、一昨年に折角高額なHαフィルタを購入したにもかかわらず、昨年の夏は、 一度も太陽観測をしなかった。 理由は「夏は暑いから」ときたもんだ(苦笑)まあ、昨年は火星大接近があり、夜の 観測で忙しかったこともあるが、太陽観測の「意義」に気がつかなかったことも多い。 何しろ、天文の世界に足を踏み入れた小学生のころは、太陽観測といえば「地味な 黒点観測」がせいぜいで、木星や土星などの美しさから比べると、さほど興味が湧か なかった。 今では、Hαフィルタなどにより、黒点以外にも、その周辺の微細な模様、ダーク フィラメント、時には数分で姿を変えるダイナミックなプロミネンスと、天文台など でしか観測できなかった現象を、アマチュアの機材で観測することが出来る。 そんなことに気が付き、昨年末より、意を決して遅ればせながらの投稿を開始した 次第。 幸運にも、すでに7回ほど拙作を掲載していただいたが、そのたびに、選考者の K先生の、本当に心温まるコメントをいただき、このコメントをいただきたくて、 雲さえ出ていなければ、否、雨さえ降らなければベランダに望遠鏡を出しつづけて いる日常である。 残念ながら、リーマンである現在、夏場は出勤前に観測できるが、他の季節は、時間 的制約により、かなりのチャンスを逸しているのが実情である。 勤務先に持ち込み、昼休みにやろうかと真剣に思っているぐらいである。 さらには、仕事も変えちまおうかとも思っている今日この頃である。 人類最古の学問である天文学、アマチュアとして、その端っこで自分の出来る観測を 地道に続けていくことの喜びがある。 http://kobe.cool.ne.jp/kirk1701/img.htm お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/07/31 11:51:54 AM
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