テーマ:夜空を見上げてごらん(588)
カテゴリ:星・天文
7月4日 テンペル彗星の”核”にNASAの探査機が衝突する。 彗星と、その核の構造・成分・衝突による変化などを観測する計画 である。 彗星には、非常に長大な周期を持つものも多く、太古の太陽系の 成分など、いわば歴史的遺産ともいうべき側面もあり、その観測は 非常に有意義である。 核に近づく観測は行われたが(当然無人探査機)、今回は、近づ くどころか、核そのものに探査機をブチ当てようという、正直、天文 ファンとしても納得できないアメリカらしい、乱暴な計画だ。 実は、数年前、やはりアメリカで、木星の4大衛星にドリル型の 探査機(プローブ)を打ち込み、氷結した大気の下を探ろうという 計画があった。 さすがに内外の反対を浴び、中止になったように記憶しているが、 これはとんでもない話である。 木星の衛星の中には、巨大な木星の反射のおかげで、生命が 育まれている可能性もあると以前より言われていた。 で、実際、プローブを打ち込んで、もし、生命体がいたら・・・・・・ こりゃ、相手にとっちゃ、立派な攻撃じゃないか。 高度知的生命体だったとしたら、”宣戦布告”とも取られかねな いぞ! さすが、白人種以外の生物は、格下と宗教上で定義されている アングロサクソンならではの計画である(笑) 科学探査であれ、先方への”気遣い”は必要だと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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