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2010/06/19
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 「五稜郭残党伝」から遡る形で読んだ。

 榎本武揚という人物、「燃えよ剣」を読んだ頃は、「おめおめと永らえやがって」
 と思っていたのは事実である。

 長じるに従い、様々な資料に触れるにつれ、有能な人材であったことは、まあ
 わかった。

 それでも、「能力さえあれば生き残れるのかよ~」と、何とも釈然としない気持ち
 はあった。

 榎本武揚に関しては、長時間ドラマで里見光太郎が演じた者を観たが、その
 幼少時代~青年期は、今一つ印象が薄かった。

 本作は、そのあたりもじっくり描かれており、その中で、幕府の「勝海舟」との
 対比が鮮やかである。

 作者のHPを確認しても、勝海舟の評価は低いようである。

 主人公ゆえ、榎本武揚の誠実さが全篇に描かれているが、話は五稜郭で
 終わる。

 作者は、以前ラジオで「その後の武揚」を描くと言っていたが、是非読みたい。

 最後に、私が学生の頃だったか。

 榎本武揚の子孫なる女性が、武揚の足跡をたどるドキュメンタリーがあった。

 名家の子女らしく、「上から目線」であちこちを歩いたその女性に、北海道で
 だったか、ある家の住民が、

 「うちに、こんなものがあります。」と、突きつけたのは、榎本武揚が書いた
 函館政府の「借用書」。

 「これ・・・払ってもらえるんですよね?」と、丁寧にねじ込まれた時の、彼女の
 気まずそうな表情が記憶に残っている。
 
 全方位に対して「英雄」であることはあり得ないと、改めて教えてもらった。
 





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Last updated  2010/06/20 10:11:57 AM
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aki@ Re:ブラス万年筆 F字 / トラベラーズカンパニー(03/12) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
kirk1701@ Re[1]:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) akiさん、返信遅くなり申し訳ありません。…
aki@ Re:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

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