カテゴリ:映画・本・音楽・ドラマ
岡田惠和脚本に期待して観ている、NHKの朝ドラ。 このところは、太平洋戦争中が舞台で、朝ドラとは思えない 重い話がつづく。 リリカルな描写の多い、昨今の戦争もののドラマとは異なり、 当たり前の日常と、戦争の距離感が絶妙に描かれていると思う。 あり得ない程フィクショナルな部分と、逆に妙に細かいリアルな ディティールがバランス良く混在している点に魅かれている。 以前も書いたが、主役(井上真央)は、あまり好きではないのだが、 その分、脇役陣が、非常に良い。 特に、意地の悪い教員仲間のピエール瀧や、「吾輩は主婦である」で 大笑いさせてくれた斉藤由貴、主人公の父親役の寺脇康文など、NHK ならではの動員である。 ハズレも多いこの朝ドラだが、今回は、秀逸である。 世間知らずの小娘が、自意識過剰で空回りするストーリーよりも、本作 のように、主人公を「狂言回し」に近い状態に置き、時代を骨太に描いて くれると、おじさんたちも楽しめるというものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/06/26 08:38:47 PM
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